映画「未来世紀ブラジル」

未来世紀ブラジル

■邦題:未来世紀ブラジル
■原題:BRAZIL
■上映時間:143分
■製作国:イギリス、アメリ
■ジャンル:SF、コメディ
■配給:20世紀フォックス映画
■公開:1986/10
■監督:テリー・ギリアム
■製作:アーノン・ミルチャン
■脚本:テリー・ギリアム、トム・ストッパード、チャールズ・マッケオン
■撮影:ロジャー・プラット
■美術:ノーマン・ガーウッド
■編集:ジュリアン・ドイル
■音楽:マイケル・ケイメン
■字幕:戸田奈津子
■主演:ジョナサン・プライス、キム・グライスト、ロバート・デ・ニーロイアン・ホルム、キャサリン・ヘルモンド、ボブ・ホスキンスマイケル・パリンイアン・リチャードソン、ピーター・ヴォーン、ジム・ブロードベント、他
■ストーリー:
コンピュータによる国民管理が徹底した仮想国ブラジル。その情報管理局で、ある役人が叩き落としたハエによって、コンピュータ情報の一部が壊れてしまう。そしてその影響は、善良な靴職人をテロリストと誤認逮捕させる結果を生み出すが……。
■感想:
バンデットQ」のテリー・ギリアム監督作品。管理社会を痛烈に皮肉った、ファンタジックなSF近未来もの。現代社会を風刺したブラックユーモア満載で、テリー・ギリアム監督が描いた独特の世界観は必見です。冒頭でショー・ウィンドウがテロのために爆発するシーンには驚きました。サムと母親のアイダと知人と4人で食事をするシーンで、友人の娘シャーリーが「ソルト」と叫んだ時に爆発するシーンは驚きよりも何故か笑えました。忘れた頃に登場するロバート・デ・ニーロ演じるタトルの使い方も非常に良かったです。高層ビルからロープで去っていくシーンは好きです。ラストはハッピーエンドかと思ったら以外にもバッドエンディングだったので驚きましたが、サムにとってはある意味ハッピーエンドかも知れません。ラストに流れる曲「ブラジル」が印象的でした。
■評価:★★★★☆