映画「サイクロンZ」

■邦題：サイクロンZ
■原題：飛龍猛将
■上映時間：94分
■製作国：香港
■ジャンル：アクション
■配給：東宝東和
■公開：1988/04
■監督：サモ・ハン・キンポー
■製作：ジャッキー・チェン、ユン・ケイ
■製作総指揮：レイモンド・チョウ、レナード・ホー
■脚本：シートゥ・チャホン
■撮影：リョウ・ジイメン、チョウ・イウゾウ
■美術：オリヴァー・ウォン
■編集：チョン・イウチョン
■音楽：ジェームズ・ウォン
■字幕：進藤光太
■主演：ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウ、ディニー・イップ、ポーリン・ヤン、クリスタル・コー、ユン・ワー、ベニー・ユキーデ、他
■ストーリー：
香港でも熱血漢弁護士として知られるジャッキーは、企業から仕事を依頼される。化学原料工場からの汚水が、近くの漁場を汚染したとの訴えに対処するためだ。訟訴の代表者イップの姪メイにジャッキーは会うが、女の子とみるとすぐにちょっかいを出す彼も一目でゾッコン。訟訴をとり下げ事件解決の早道は、企業が漁場を買いとることだ。ジャッキーは友人のブローカーのウォンに買収工作をすすめ、ウォンはイップの隣に引越し、彼女に接近する。一方ジャッキーはトンを情報収集のため雇う。面識のないトンとウォンの間で気まずい空気が流れ、ジャッキーの恋やウォンの策略の邪魔となる。さて、ジャッキーの依頼主は組織のボスのファー。工場では実は麻薬精製が行なわれていたのだ。
■感想：
「ファースト・ミッション」「七福星」のサモ・ハン・キンポー監督作品。女好きの弁護士が悪の組織を仲間と共に壊滅させるアクション・コメディ。お馴染みのカーアクションや派手な爆発などはありませんが、ボートや工場での迫力のある格闘アクションのみで楽しませてくれます。ジャッキー・チェンのアクションも冴えていて、強いジャッキー・チェンはカッコいいです。ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウのお馴染みのトリオの絡みはお約束の展開で観ていて笑えます。ユン・ピョウのオタクぶりは面白かったです。ジャッキー・チェンはいつもならがの恋愛シーンがあるのですが、珍しくサモ・ハン・キンポーの恋愛シーンもありました。ボスのファー演じるユン・ワーは葉巻を吸いながらの機敏な動きは面白かったです。ラストの工場でのユン・ピョウのアクロバットアクションシーンや、「スパルタンX」に続いての登場のベニー・ユキーデとジャッキー・チェンとの対決は見応えありました。エンドロールのNGシーンがなかったのは残念でした。
■評価：★★★★☆

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