映画「墨攻」

墨攻

■邦題:墨攻
■原題:A BATTLE OF WITS
■上映時間:133分
■製作国:中国、日本、香港、韓国
■ジャンル:歴史劇、アクション、ドラマ
■配給:キュービカル・エンタテインメント、松竹
■提供:キュービカル・エンタテインメント、アミューズソフトエンタテインメント
■公開:2007/02/03
■監督:ジェィコブ・チャン
■アクション監督:スティーヴン・トン
■製作:ホアン・チェンシン、ワン・チョンレイ、ツイ・シウミン、リー・ジョーイック、井関惺、ジェィコブ・チャン
■製作総指揮:ワン・チョンジュン、スティーヴン・ン、ホン・ボンチュル
■原作:森秀樹酒見賢一、久保田千太郎
■脚本:ジェィコブ・チャン
■撮影:阪本善尚
■美術:イー・チェンチョウ
■衣装:トン・ホアミヤオ
■編集:エリック・コン
■音楽:川井憲次
■照明:大久保武志
■字幕:小坂史子
■主演:アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ワン・チーウェン、ファン・ビンビン、ウー・チーロン、チェ・シウォン、ウー・マ、チン・シウホウ、サミー・ハン、シュウ・シアントン、他
■ストーリー:
紀元前370年頃の戦国時代、攻撃をせずに守り抜く“非攻”を信念とする集団“墨家”がいた。その頃、大国・趙が送り込んだ猛将・巷淹中率いる10万の大軍を前に、全住民わずか4千人の梁城は落城寸前の危機に瀕していた。梁王は墨家に援軍を求めるが、やって来たのは粗末な身なりの革離ただ1人。革離は王に1ヵ月持ちこたえれば趙軍は撤退するはずと説明、兵に関する全権を与えられると、さっそく城を守る準備に取りかかる。やがて始まった趙軍の猛攻に対し、墨家の秘策で凌ぎ続ける革離は、次第に梁城の兵士や民衆の心を掴んでいくが…。
■感想:
2007年14本目の劇場鑑賞です。映画の日に観ました。「流星」「夜間飛行」のジェィコブ・チャン監督作品。戦乱の中国を舞台に、“墨守”という故事で知られる戦闘集団“墨家”の天才戦術家・革離の活躍を描いた森秀樹の同名コミックを、中国・日本・香港・韓国の合作で映画化した歴史アクション超大作。原作は未読です。「10万人の敵にたった1人で挑む。」と宣伝されていたので、たった1人でどうやって10万人の敵と戦うのかと思っていましたが、梁城の4千人の全住民を指揮する内容でした。革離演じるアンディ・ラウはカッコよかったです。革離の意表をつく城守戦術は面白かったです。川井憲次の音楽も良かったです。城の攻防シーンで、敵が放った矢を拾って確保したり、戦闘後に死体の処理や、死体から使える武器などを確保するシーンなど、今まで城の攻防シーンの映画ではあまり描かれていない部分を丁寧に描かれていました。趙軍が農民に紛れ込んでいるシーンは唐突すぎて分かりづらかったです。恩をあだで返す展開で、梁王が一番腹が立ちました。
■評価:★★★★☆