映画「ロッキー」

ロッキー

■邦題:ロッキー
■原題:ROCKY
■上映時間:119分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ、スポーツ
■配給:ユナイテッド・アーティスツ
■公開:1977/04
■監督:ジョン・G・アヴィルドセン
■製作:アーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ
■製作総指揮:ジーン・カークウッド
■脚本:シルヴェスター・スタローン
■撮影:ジェームズ・クレイブ
■特殊メイク:マイケル・ウェストモア
■美術:ジェームズ・H・スペンサー
■作詞:エイン・ロビンス、キャロル・コナーズ
■編集:スコット・コンラッド、リチャード・ハルシー
■音楽:ビル・コンティ
■字幕:高瀬鎮夫
■主演:シルヴェスター・スタローンタリア・シャイアバート・ヤング、カール・ウェザース、バージェス・メレディス、ジョー・スピネル、セイヤー・デヴィッド、ジミー・ガンビナ、ビル・ボールドウィン、アルド・シルヴァーニ、ジョージ・メモリー、他
■ストーリー:
フィラデルフィアはサウスサイドのスラム。そこに賞金稼ぎボクサーとしてヤクザな生活をしているロッキーがいた。今、彼には新たな生きがいがある。ペット・ショップに勤めるアドリアンに恋心を抱き始めたからだ。素朴な彼女は精肉工場に勤める兄ポーリーと共に暮している。4回戦ボーイのロッキーは、今日もラフファイトぶりで勝利をおさめるが、『お前のようなガムシャラなファイトぶりではゼニにならん』と、ジムをほうり出されてしまう。酒場でポーリーと飲み交うロッキー。ポーリーはロッキーの妹への好意に感謝する。数日後、人生最大のチャンスが訪れた。近づく建国200年祭のイベントの一つ、世界タイトルマッチ出のアポロの対戦相手がケガをしたため、代役としてロッキーが指定されたのだ。元ハードパンチャーとして鳴らしたポーリーが、かつてのジムの老トレーナーのミッキーが各々彼の協力を申し出た。一方、アドリアンとの愛も育っている。孤独だったロッキーの人生は一変した。愛が、人生の目的が、そして自分を応援してくれる人々がいる。ロッキーの短期間の猛訓練が始まった。
■感想:
「ジョー」「デキシー・ダンスキングス」のジョン・G・アヴィルドセン監督作品。シルヴェスター・スタローンを一躍トップ・スターに押し上げた感動のスポーツ・ドラマ。ストーリーはシンプルですが、何度も立ち上がるロッキーの姿が丁寧に描かれています。ビル・コンティのロッキーのテーマ曲は名曲だと思います。印象的な名場面もいくつかありましたが、印象的なのはテーマ曲をバックにトレーニングをするシーンです。ランニングでフィラデルフィア美術館の正面階段を全力で駆け上ってガッツポーズするシーンは好きです。精肉工場で肉をサンドバッグ代わりにするのは面白いです。この撮影で指を骨折したらしいです。ロッキーとエイドリアンの恋愛部分も純粋で良かったです。スケート場でのデートは良かったです。ラストのアポロ対ロッキーの一戦も15ラウンドまでの殴り合いで見応えありました。シルヴェスター・スタローンにとっても、ロッキーにとってもアメリカンドリームだったと思います。勇気と感動をもらいたい時に観るのがいいと思います。
■評価:★★★★★