映画「フレイルティー/妄執」

フレイルティー/妄執

■邦題:フレイルティー/妄執
■原題:FRAILTY
■上映時間:100分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー、サスペンス
■配給:UIP映画
■提供:パラマウント・ピクチャーズ
■公開:2002/11/23
■監督:ビル・パクストン
■製作:デヴィッド・ブロッカー、デヴィッド・カーシュナー、コーリー・シエネガ
■製作総指揮:トム・ハッカビー、カレン・ループ、トム・オーテンバーグ、マイケル・パセオネック
■脚本:ブレント・ハンレイ
■撮影:ビル・バトラー
■美術:ネルソン・コーツ
■編集:アーノルド・グラスマン
■音楽:ブライアン・タイラー
■字幕:岡田装平
■主演:マシュー・マコノヒービル・パクストンパワーズ・ブース、マット・オリアリー、ジェレミー・サンプター、ルーク・アスキュー、ミッシー・クライダー、ダーク・チートウッド、グレッグ・セラーノ、他
■ストーリー:
テキサス州ダラスのFBI司令部。捜査官ドイルは、全米を震撼させているテキサスの連続殺人事件を担当していた。殺人鬼は必ず“神の手(ゴッド・ハンド)”という謎の文字を現場に残している。だが、ドイルらFBIは依然として犯人を特定出来ず、頭を悩ませていた。ある嵐の夜、そんな彼らのもとへ、フェントンと名乗る男が訪ねてくる。男は、犯人は弟アダムで、数々の殺人を犯した後に自殺を遂げたと告げる。そして、弟にはある理由があったと付け加え、彼ら兄弟の少年時代まで遡るその恐ろしい物語を語り始めるのだった…。
■感想:
ビル・パクストン監督デビュー作品。低予算で製作され、目に見えない心理的な恐怖を描いた本作は、2001年にアメリカの小さな映画祭に出品されて評判となり、やがて大物映画監督たちの賞賛も集めて次第に公開規模を拡大していった。低予算のチープな作りを感じさせる映画でした。父親の価値観が世界の全てである幼く無垢な兄弟と父との関係が丁寧に描かれていました。父親が言う悪魔とは犯罪者の事でしたが、父親演じるビル・パクストンは怖かったです。ラストの展開で捜査官ドイルの正体が判明しますが、なぜ捜査官ドイルは母親を殺した理由が描かれていませんでした。てっきり父親の妄想だと思っていたら違ってました。神の手は子供に受け継がれていたのです。
■評価:★★★★☆