映画「ギャングスター・ナンバー1」

■邦題：ギャングスター・ナンバー1
■原題：GANGSTER NO. 1
■上映時間：103分
■製作国：イギリス、ドイツ
■ジャンル：サスペンス、犯罪、ドラマ
■配給：ギャガ・コミュニケーションズ
■公開：2003/05/24
■監督：ポール・マクギガン
■製作：ジョナサン・カヴェンディッシュ、ノーマ・ヘイマン
■製作総指揮：ピーター・ボウルズ
■脚本：ジョニー・ファーガソン
■撮影：ピーター・ソーヴァ
■音楽：ジョン・ダンクワース、サイモン・フィッシャー・ターナー
■主演：ポール・ベタニー、マルコム・マクダウェル、デヴィッド・シューリス、サフロン・バロウズ、ケネス・クラナム、ジェイミー・フォアマン、エディ・マーサン、ラザーク・アドティ、他
■ストーリー：
現代のロンドン。アンダーワールドのナンバー1に君臨する55才のギャングスターにある日、投獄されていた元ボス、フレディが出所するとの知らせが入る。動揺し始めるギャングスター。1968年のロンドン。裏社会の頂点を極め誰からも恐れられるフレディは、彼の部下であるギャングスターにとって憧れの対象だった。ギャングスターはフレディのために次々と仕事をこなし、彼の右腕となるまでに昇進。だが、フレディがカレンという女性に惹かれたことから2人の関係は崩れ始め、嫉妬心にかられたギャングスターはある陰謀をめぐらす…。
■感想：
「アシッド・ハウス」のポール・マクギガン監督作品。現代と過去のロンドンを舞台に、自分のボスに強い憧れを抱くひとりのギャングが、やがてそのボスを裏切り自ら裏社会の頂点に立つまでと、不安や孤独と戦いながらトップを守り続ける姿を描いた犯罪ドラマ。テーマ曲が好きです。若きギャングスター演じるポール・ベタニーは最高にクレイジーで良かったです。口を大きく開けるシーンは人間には見えません。敵対するギャングのボスを一気に殺さずに凶器を並べて大事なスーツを脱いでから惨殺するシーンは秀逸です。マルコム・マクダウェルのナレーションも良かったです。30年後の老いたギャングスターを演じるのはマルコム・マクダウェルで、こちらもクレイジーで良かったです。30年後のフレディ・メイズは誰が演じるのかなと思ってましたがそのままでした。ギャングスターのラストも印象的でした。
■評価：★★★★☆

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