映画「パンズ・ラビリンス」

パンズ・ラビリンス

■邦題:パンズ・ラビリンス
■原題:EL LABERINTO DEL FAUNO
■上映時間:119分
■製作国:メキシコ、スペイン、アメリ
■ジャンル:ファンタジー、ドラマ、ホラー
■配給:CKエンタテインメント
■提供:CKエンタテインメント、アミューズソフトエンタテインメント
■公開:2007/10/06
■監督:ギレルモ・デル・トロ
■製作:アルフォンソ・キュアロン、ベルサ・ナヴァロ、ギレルモ・デル・トロ、フリーダ・トレスブランコ、アルバロ・アウグスティン
■製作総指揮:ベレン・アティエンサ、エレナ・マンリケ
■脚本:ギレルモ・デル・トロ
■撮影:ギレルモ・ナヴァロ
■美術:エウヘニオ・カバイェーロ
■衣装:ララ・ウエテ
■編集:ベルナ・ビラプラーナ
■特殊メイクアップ:ダビド・マルティ、モンセ、リベ
■音楽:ハビエル・ナバレテ
■字幕:松浦美奈
■主演:イバナ・バケロ、セルジ・ロペスマリベル・ベルドゥダグ・ジョーンズアリアドナ・ヒル、アレックス・アングロ、エウセビオ・ラサロ、パコ・ビダル、フェデリコ・ルッピ、他
■ストーリー:
1944年のスペイン。内戦終結後もフランコ政権の圧政に反発する人々がゲリラ闘争を繰り広げる山間部。内戦で父を亡くした少女オフェリアは、臨月の母カルメンと共にこの山奥へとやって来る。この地でゲリラの鎮圧にあたるビダル将軍と母が再婚したのだった。冷酷で残忍な義父に恐怖と憎しみを募らせるオフェリア。その夜、彼女は昆虫の姿をした不思議な妖精に導かれ、謎めいた迷宮へと足を踏み入れる。そこでオフェリアを出迎えたパン<牧神>は、彼女が地底の魔法の国のプリンセスの生まれ変わりで、満月の夜までに3つの試練を乗り越えれば、魔法の国に帰ることが出来ると告げる。オフェリアはその言葉を信じて、与えられた3つの試練に立ち向かう決意を固めるのだったが…。
■感想:
2007年71本目の劇場鑑賞です。公開当日観ました。「ブレイド2」「ヘルボーイ」のギレルモ・デル・トロ監督作品。再婚した母に連れられ、山中でレジスタンス掃討の指揮をとる冷酷な義父のもとへとやって来た空想好きの少女は、やがて残酷な現実世界から逃避し森の中の不思議な迷宮へと迷い込んでいくが…。他に類を見ないダークでグロテスクな世界観と映像。読書が好きでイマジネーション豊かな少女が、現実逃避からくる妄想と現実とが幻想的でグロテスクに描かれている。怪物の造形はどれも不気味で、中でも第2の試練に登場する“ペイルマン”がお気に入りです。目が手のひらにあって、手を広げて顔につけて見る仕草がかわいい。“ペイルマン”が妖精の頭を食べるシーンは妙に生々しい。ラストはハッピーエンドともバッドエンドともとれるけど、ダークファンタジーの最後としては良かったのでは。でもハッピーエンドと思いたい。
■評価:★★★★☆

パンズ・ラビリンス 通常版 [DVD]

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