映画「ジェイコブス・ラダー」

■邦題：ジェイコブス・ラダー
■原題：JACOB'S LADDER
■上映時間：113分
■製作国：アメリカ
■ジャンル：ホラー
■配給：東宝東和
■公開：1991/04
■監督：エイドリアン・ライン
■製作：アラン・マーシャル
■製作総指揮：マリオ・カサール、アンドリュー・G・ヴァイナ
■脚本：ブルース・ジョエル・ルービン
■撮影：ジェフリー・L・キンボール
■美術：ブライアン・モリス
■特殊メイク：ゴードン・J・スミス
■衣装：エレン・マイロニック
■編集：トム・ロルフ
■音楽：モーリス・ジャール
■字幕：進藤光太
■主演：ティム・ロビンス、エリザベス・ペーニャ、ダニー・アイエロ、マット・クレイヴン、マコーレー・カルキン、プルイット・テイラー・ヴィンス、ジェイソン・アレクサンダー、パトリシア・カレンバー、エリック・ラ・サール、ヴィング・レイムス、他
■ストーリー：
ニューヨークの郵便局員であるジェイコブは最近夢と現実の区別がつかなくなるほど奇妙な出来事に遭遇していた。疾走する地下鉄に乗る得体の知れない人々。掛かりつけの医者の死亡。自分を轢き殺そうとした車に乗る異様な人物。そしてベトナムの悪夢や幻覚までもが見え始め、その勢いは加速度的に、日々度合いを増すばかりだった。そんな時、ベトナム時代の戦友から電話が入るが相手は何かに怯えているような様子だった……。
■感想：
「ナインハーフ」「危険な情事」エイドリアン・ライン監督作品。旧約聖書のヤコブの話をヒントに、悪夢と現実の間で翻弄されていくベトナム帰りの男の奇妙な体験を描いたサスペンス・スリラー。冒頭の戦争シーンから現実に戻り、現実と戦争のシーンが交互に描かれる事で、勘のいい人ならある程度オチを予測できるかも知れません。ホラー感覚あふれる描写が印象的でしたが、中でもノッペラな顔でブルブルと震える正体不明の物体が不気味でした。プルイット・テイラー・ヴィンスが「“アイデンティティー”」と同じ目の動きをしていました。ルイ演じるダニー・アイエロは、ジェイコブを助けてくれますが、ジェイコブの描く天使だったと思います。ゲイブ演じるマコーレー・カルキンと光の階段を昇っていくシーンは美しく描かれて、衝撃的なラストへと展開していきました。
■評価：★★★★☆

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