映画「フロストバイト」

フロストバイト

■邦題:フロストバイト
■原題:FROSTBITEN
■上映時間:96分
■製作国:スウェーデン
■ジャンル:ホラー
■配給:リベロ
■公開:2007/07/28
世界中の映画祭を震撼させた、スウェーデン初のヴァンパイアホラー、日本上陸
■監督:アンダシュ・バンケ
■製作:マグヌス・ポールソン
■脚本:ダニエル・オイアンラトヴァ
■撮影:クリース・マリース
■編集:キコ・ショーベリィ
■音楽:アントニー・レド
■特殊効果:フィードフィルム&ウリットカ
■主演:ペートラ・ニールセン、カール=オーケ・エリクソン、グレーテ・ハヴネショルド、ヨーナス・カールストロム、エンマ・T・オーベリィ、ペール・ローフベリィ、他
■ストーリー:
雪に覆われたラップランド地方の田舎町。今はちょうど“白夜”と反対の“極夜”の季節で、町は約1ヵ月間、昼間でも太陽が昇らず夜のような闇に包まれていた。この町に引っ越してきた女医のアニカと17歳の娘サガ。町の病院で働き始めたアニカだったが、そこで遺伝学の権威ベッカート教授が行っている診療に不可解なものを感じる。一方、学校で仲良くなった少女ベガにパーティに誘われるサガ。ところが、そのパーティではベッカート教授が所有するの謎の赤い錠剤が、ヤクと勘違いした主催者によって参加者に振る舞われてしまう。そして、それを飲んだ高校生たちは、次々とヴァンパイアへと変身してしまうのだった。
■感想:
アンダシュ・バンケ監督作品。スウェーデンで製作された異色のヴァンパイア・ホラー。昼間でも薄暗い極夜の季節に、小さな田舎町でヴァンパイアが大増殖していくさまを軽妙なテンポで綴る。てっきりサガが一人でヴァンパイア軍団に立ち向かっていく展開だと思っていましたが違ってました。特殊効果は良く出来ていましたが、個々のエピソードの展開が中途半端で、最後まで描かれていませんでした。とにかくヴァンパイアになるまでの経過が非常に長すぎて、ヴァンパイア軍団が誕生した頃にはフィルムの時間が残ってなくて強引に終わらせたという中途半端なバッドエンドで残念でした。サガはたまたま一人のヴァンパイアを倒すだけで逃げるだけで終わりました。ある意味新感覚ホラーだと思います。
■評価:★☆☆☆☆