映画「アメリカン・ギャングスター」

アメリカン・ギャングスター

■邦題:アメリカン・ギャングスター
■原題:AMERICAN GANGSTER
■上映時間:157分
■製作国:アメリ
■ジャンル:サスペンス、犯罪、ドラマ
■配給:東宝東和
■公開:2008/02/01
暗黒街のカリスマと、正義をつらぬく刑事
その道を進むのなら、俺を倒してから行け

■監督:リドリー・スコット
■製作:ブライアン・グレイザーリドリー・スコット
■製作総指揮:スティーヴン・ザイリアン、マイケル・コスィガン、ブランコ・ラスティグ、ニコラス・ピレッジ、ジム・ウィテカー
■脚本:スティーヴン・ザイリアン
■撮影:ハリス・サヴィデス
■美術:アーサー・マックス
■衣装:ジャンティ・イェーツ
■編集:ピエトロ・スカリア
■音楽:マルク・ストライテンフェルト
■字幕:松浦美奈
■主演:デンゼル・ワシントンラッセル・クロウキウェテル・イジョフォーキューバ・グッディング・Jrジョシュ・ブローリンテッド・レヴィンアーマンド・アサンテジョン・オーティスジョン・ホークスカーラ・グギーノ、RZA、ルビー・ディー、コモン、ライマリ・ナダル、ロジャー・グーンヴァー・スミス、マルコム・グッドウィン、ユル・ヴァスケス、リッチー・コスター、ワーナー・ミラー、アルバート・ジョーンズ、J・カイル・マンゼイ、ティップ・ハリス、ジョン・ポリト、ケイディー・ストリックランドロジャー・バート、リック・ヤン、他
■ストーリー:
1968年、ニューヨーク。黒人ギャングのボス、バンピーの右腕として仕えてきたフランク・ルーカス。彼はバンピー亡き後、ボスの座を引き継ぎ、自らの帝国を築き上げようと決意。そして、東南アジアから純度100パーセントのヘロインを直接仕入れる独自ルートを開拓し、それらを“ブルー・マジック”のブランド名で市場へ売りさばくことに成功したことから、フランクは瞬く間に麻薬王として君臨していく。一方、ニュージャージーの警察に所属する刑事リッチー・ロバーツ。彼は、警官の汚職がまかり通っていたこの時代に潔癖な仕事を貫いていたため、周囲から疎まれ孤立していた。また私生活では元妻と養育権で係争する傍ら、司法の道を目指している。そんな彼はある時、検察官からエセックス郡麻薬捜査班のチーフに抜擢される。やがて大衆に蔓延するブルー・マジックの捜査を進めるうち、フランクの存在に辿り着くリッチーだが…。
■感想:
2008年11本目の劇場鑑賞です。レイトショーで観ました。「キングダム・オブ・ヘブン」「プロヴァンスの贈りもの」のリドリー・スコット監督作品。 1970年代のニューヨークを主な舞台に、独自の麻薬ビジネスで暗黒街に台頭していく男と、警官としての誠実さを武器に執拗な捜査で迫る刑事との熾烈な駆け引きをスリリングに描く。フランク・ルーカス演じるデンゼル・ワシントンとリッチー・ロバーツ演じるラッセル・クロウの2大オスカー俳優の演技が見所です。2人の共演はSFアクションの「バーチュオシティ」以来です。米軍のパイロットを買収して軍用機で麻薬を運ぶという映画の様な出来事が実話だというのが驚かされました。フランク・ルーカスを逮捕して終わりかと思ってましたが、取り調べでフランク・ルーカスの供述により、ニューヨーク麻薬捜査官の汚職が明らかになる展開は驚きました。リッチー・ロバーツが弁護士に転身して最初の依頼人がフランク・ルーカスだというのも良かったです。
■評価:★★★★☆