映画「REC/レック」

REC/レック

■邦題:REC/レック
■原題:[REC]
■上映時間:77分
■製作国:スペイン
■ジャンル:ホラー、サスペンス、パニック
■配給:ブロードメディア・スタジオ
■公開:2008/06/14
何が起こっても撮り続ける──
P.O.V. リアルパニック・ムービー

■監督:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
■製作:フリオ・フェルナンデス
■製作総指揮:フリオ・フェルナンデス、カルロス・フェルナンデス
■脚本:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ、ルイス・A・ベルデホ
■撮影:パブロ・ロッソ
■美術:ヘマ・ファウリア
■編集:ダビ・ガラルト
■衣装:グロリア・ビゲル
■メイク:ルシア・サラヌエバ
■ヘア:イマ・ペレス
■音楽:ハビ・マス
■字幕:岡田壮平
■主演:マニュエラ・ヴェラスコ、フェラン・テラッサ、ホルヘ・ヤマン・セラーノ、カルロス・ラサルテ、パブロ・ロッソ、ダビ・ベルト、ビセンテヒル、マーサ・カーボネル、カルロス・ビセンテ、他
■ストーリー:
プロフェッショナルな人々の仕事に密着するドキュメンタリー番組のため毎晩取材に励むローカルテレビ局のレポーター、アンヘラ。彼女はカメラマンのパブロと共に、今夜は消防士の同行取材を行なっていた。深夜、アパートの住人から“隣に住む老婆の叫びや殺してやるという声を聞いた”との通報が入り、さっそく現場へ向かう。警官たちも駆けつけたそのアパートには、怯える住人たちを横目に朦朧と立つ血まみれの老婆の姿があった。すると突然、彼女は手を差し伸べてきた警官に襲いかかる。そして消防士たちは重傷を負った警官を運び出そうとするが、警察によって外から封鎖され隔離状態となってしまう。やがてアンヘラたちは、このアパートの住人に未知の病原菌が感染拡散していることを知るのだが…。
■感想:
2008年40本目の劇場鑑賞です。「ダークネス」のジャウマ・バラゲロ監督と「ガリシアの獣」のパコ・プラサ監督作品。一軒のアパートが突然惨劇の場と化す戦慄のスペイン製パニック・ホラー。主人公の女性レポーターが取材現場で人間を凶暴化させる伝染病の恐怖に巻き込まれるさまを、手持ちカメラによる主観映像でリアリスティックに描く。主観映像で見せる展開は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「クローバーフィールド/HAKAISHA」と同じでしたが、違いはプロのカメラマンによる撮影なので、画像のブレもそんなに酷くはありませんでした。伝染病によって凶暴化して襲ってくる展開は「28日後...」でした。何が起こっても撮影を続けるという女性レポーターのアンヘラのプロ根性が良かったです。逃げ場のないアパートで展開は緊張感がありました。
■評価:★★★★☆