TVM「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル」

クリスマス・テイル

■邦題:スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル
■原題:PELICULAS PARA NO DORMIR:CUENTO DE NAVIDAD
■上映時間:72分
■製作国:スペイン
■ジャンル:ホラー
■発売・販売:デックスエンタテインメント
■公開:WOWOW
■監督:フランシスコ・プラサ
■監修:ナルシソ・イバニエス・セラドール
■製作:フリオ・フェルナンデス、アルバロ・アウグスティン
■製作総指揮:サンティアゴ・ヒメノ、カルロス・フェルナンデス、エイトール・モンタンチェス
■脚本:ルイソ・ベルデホ
■撮影:ハビエル・G・サルモネス
■音楽:ミケル・サラス
■主演:マル・バルディビエルソ、イバナ・バケロ、ダニエル・カサデヤ、クリスティアン・カサス、パウ・ポチ、ロヘール・バビア、他
■ストーリー:
「クリスマスシーズンのある日、子供たちの仲良しグループが、森の中の涸れ井戸に落ちたサンタ姿の女性を発見する。彼女は落ちたときに足を痛めたらしく、自力では這い上がれそうにない。子供たちは警察に助けを求めに行くが、応接室に待たされている間、ふと緊急手配のファックスを見てしまう。そこには先ほどの女の顔写真と共に、レベカという名前と銀行強盗という罪状が記されていた。一転して子供たちは通報を止め、女から盗んだ金のありかを聞き出そうとする。なにしろ女を生かすも殺すも自分たち次第なのだ…。
■感想:
「ダーク・チャイルド 血塗られた系譜」「ガリシアの獣」のフランシスコ・プラサ監督作品。涸れ井戸に落ちた女が銀行強盗犯であることを知った子供たちが、心の中に残虐性を芽生えさせてゆく姿を描く。子供の5人の仲良しグループという設定は、スティーブン・キングの少年時代の小説を思い出します。ゾンビの特殊メイクの出来はイマイチだったので、もう少しなんとかして欲しかったです。子供たちの残酷さを芽生えさせていく過程が丁寧に描かれていました。ニュースで犯人はサンタクロースの変装をしているから識別は困難というセリフに、スペインではクリスマスシーズンはサンタクロースの変装している人の方が多いということでしょうか?ベストキッドのノリで銀行強盗を退治するシーンはコメディぽかったですが、退治して終わったと思いましたが、死人を生き返らせてから本当の恐怖が始まりでした。
■評価:★★★☆☆

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