映画「REC/レック2」

REC/レック2

■邦題:REC/レック2
■原題:[REC]2
■上映時間:85分
■製作国:スペイン
■ジャンル:ホラー
■配給:ブロードメディア・スタジオ
■公開:2009/10/24
あの惨劇の続きを観る勇気があるか──。
■監督:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
■脚本:ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
■撮影監督:パブロ・ロッソ
美術監督:ヘマ・ファウリア
■編集:ダヴィガリャルト
■音楽:ハビ・マス
■音楽デザイン:オリオール・タラゴ
■特殊効果:アレックス・ビリャグラサ
■特殊メイク:ダビ・アンビット
■衣装:グロリア・ビゲル
■字幕:岡田壮平
■主演:ジョナサン・メヨール、レティシア・ドレラ、オスカル・サンチェス・サフラ、アリエル・カサス、アレハンドロ・カサセカ、パブロ・ロッソ、マヌエラ・ベラスコ、他
■ストーリー:
人間を凶暴化させる謎の病原菌の感染で多くの犠牲者を出したアパートは、これ以上の蔓延と惨劇を防ぐため、完全隔離されていた。やがて、まだ感染者たちが潜むそのアパートの中へ、ある特命を受けた医師とSWATチームが突入し、内部調査を敢行。それぞれヘルメットにCCDカメラを装着し、感染の元凶があると思しき最上階を目指していく。しかし、そんな彼らを待ち受けていたものは、暗闇から現われる感染者たちの絶え間ない襲撃と、逃げ場のない未曾有の生き地獄だった。こうしてSWATの隊員たちが次々に感染者となり、アパート内はまたしても断末魔の叫びが鳴り響く大惨劇の舞台と化してしまう。それでも僅かに生き残った者たちが感染の窮地をかいくぐり、最上階に辿り着くのだが…。
■感想:
2009年63本目の劇場鑑賞です。公開翌日劇場で観ました。「REC/レック」のジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ監督作品。人間を凶暴化させる伝染病の密室感染の様相を登場人物が携えるビデオカメラの視点によってリアルに描いたホラー「REC/レック」の続編。前作ラスト・シーンの直後から始まり、感染の謎を解明するべく問題のアパートへ突入した特命者たちに再び降りかかる伝染病の脅威を、さらに多角的に生々しく捉えていく。前作ではビデオカメラだけでしたが、本作ではビデオカメラにCCDカメラをサブ視点を取り込んでいるのが新しかったです。隊員の一人ララの弾が無くなりバスルームに逃げ込んで、ララが鏡を見て自殺するシーンで、鏡越しに見える扉から感染者が侵入してくる描写は印象的でした。前作のラストで何かに取り憑かれた少女の存在がちらりと示唆されてましたが、本作では悪魔というオカルト的な展開になったのは意外でした。前作のTVレポーターが生きている驚愕の展開で、ラストで前作のラストの続きが描かれていましたが、「スリザー」を思い出しました。
■評価:★★★★☆