映画「マーターズ」

マーターズ

■邦題:マーターズ
■原題:MARTYRS
■上映時間:100分
■製作国:フランス、カナダ
■ジャンル:ホラー
■配給:キングレコード、iae
■提供:キングレコード、iae
■公開:2009/08/29
残酷ホラー映画が遂に到達した究極の新境地“最終解脱”!
これは本当に公開して良いものなのか!?

■監督:パスカル・ロジェ
■製作:リシャール・グランピエール、シモン・トロティエ
■製作総指揮:フレデリック・ドニギアン、マルセル・ジルー
■脚本:パスカル・ロジェ
■撮影:ステファーヌ・マルタン、ナタリー・モリアフコ=ヴィゾツキー
■美術:ジャン=アンドレ・カリエール
■編集:セバスティアン・プランジェール
■録音:ジェローム・ウィシアク、フィリップ・メルシエ
■メイク・特殊効果:ブノワ・レタン、エイドリアン・モロ
■音楽:アレックス・コルテス、ウィリー・コルテス
■主演:モルジャーナ・アラウィ、ミレーヌ・ジャンパノイ、カトリーヌ・ベジャン、イザベル・シャス、エミリー・ミスクジャン、他
■ストーリー:
1970年初頭のフランス。行方不明となっていた少女リュシーは監禁場所から命からがら脱出し、保護される。性的な虐待はなかったもののその身体には無数の生傷。結局犯人は見つからず、養護施設に収容されたリュシーは激しいショックから心を閉ざすも、同じ年頃の少女アンナの献身的な支えによって少しずつトラウマを癒やしていく。しかし15年後、猟銃を手にとある屋敷へと向かったリュシーは、和やかに食卓を囲んでいた一家を惨殺する。他ならぬ15年前の復讐を成し遂げた彼女は、電話でアンナを呼び出す。あまりの惨状を目の当たりにしたアンナは、リュシーの正気を疑い始めるが…。
■感想:
2009年64本目の劇場鑑賞です。「MOTHER マザー」のパスカル・ロジェ監督作品。少女時代に激しい拷問を受けた若い女性による壮絶な復讐劇を端緒に、次第に明らかとなる拷問の真相が、二転三転するストーリー展開の中、残酷かつ痛々しいスプラッター描写満載で描かれてゆく。リュシーの復讐劇というのは分かりますが、説明不足のままで展開が早いのでついていけませんでした。中盤から急展開の拷問系の展開にはギャップが大き過ぎて驚きました。髪を切られるシーンは同じフランス映画の「フロンティア」を思い出しますが、フレンス映画はこういうのが流行なんでしょうか?スプラッター描写は思っていたほどはありませんでしたが、一番痛々しいシーンは監禁されていた女性が自分の手首を切るシーンです。残酷描写が苦手な人にはお勧めできません。アンナのラストで「ヘルレイザー」を思い出しました。
■評価:★☆☆☆☆

マーターズ [DVD]

マーターズ [DVD]