映画「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」

ダイアリー・オブ・ザ・デッド

■邦題:ダイアリー・オブ・ザ・デッド
■原題:DIARY OF THE DEAD
■上映時間:95分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:プレシディオ
■提供:プレシディオ
■公開:2008/11/15
世界の終わりに、生き残れるか──。
■監督:ジョージ・A・ロメロ
■製作:ピーター・グルンウォルド、アート・スピゲル、サム・イングルバート、アラ・カッツ
■製作総指揮:ダン・ファイアマン、ジョン・ハリソン、スティーヴ・バーネット
■脚本:ジョージ・A・ロメロ
■撮影:アダム・スウィカ
■美術:ルパート・ラザラス
■特殊メイク:グレッグ・ニコテロ、ガスライト・スタジオ
■衣装:アレックス・カヴァナー
■編集:マイケル・ドハティ
■音楽:ノーマン・オレンスタイン
■字幕:川又勝利
■主演:ミシェル・モーガン、ジョシュ・クローズ、ショーン・ロバーツ、エイミー・ラロンド、ジョー・ディニコル、スコット・ウェントワース、フィリップ・リッチョ、クリス・ヴァイオレット、タチアナ・マスラニー、他
■ストーリー:
10月、ペンシルヴェニア州。ジェイソンら学生グループは映画学科の卒業制作のため、山奥でホラー映画を撮影していた。だがその最中、ラジオから衝撃のニュースを聞く。それは、世界中で死体が息を吹き返した上、人間たちに襲いかかっている、という俄に信じられない内容だった。そしてジェイソンたちは山を下りると、本当に蘇った死者が人を襲う戦慄の光景を目撃する。また、メディアも混乱し、事態は沈静化に向かっている、と虚偽の報道を繰り返す一方、インターネット上の動画共有サイトでは、断片的ながら凄惨な現場の映像が次々に流されていた。そこでジェイソンたちは、この惨劇をビデオカメラで克明に記録して後世に伝えようと決意し、絶えず身の危険が迫る状況下で撮影を始めるのだが…。
■感想:
2008年74本目の劇場鑑賞です。「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」「ゾンビ」「死霊のえじき」「ランド・オブ・ザ・デッド」のジョージ・A・ロメロ監督作品。世界各地で死者が蘇り人間を襲っている、というニュースを聞いた映画撮影中の学生グループが、様々なメディアの情報が錯綜する中で迫り来る終末的惨状を目の当たりにするさまを、主人公たちの主観撮影によって臨場感あふれるドキュメンタリー・タッチで描く。主観映像で見せる展開は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」「クローバーフィールド/HAKAISHA」「REC/レック」と同じでしたが、あまり逃げ回ったりしないのでカメラが安定していました。しかも映像は編集されて見易くなっていました。今まではゾンビに噛まれないとゾンビになりませんでしたが、今作は死ぬと必ずゾンビになります。弱点は同じなので頭を打って死ぬとゾンビにはなりませんでした。声を出せないお爺さんを声だけでゾンビと判断して間違えそうになるシーンや、トレイシーがゾンビになったリドリーに襲われそうになっているのに助けもせずに、リドリーに演技指導するするシーンが面白かったです。「ゾンビ」「死霊のえじき」を思い出すシーンもいくつかあったのは嬉しかったです。救いようのないラストでしたが、ゾンビの恐怖感があまり伝わって来なかったのは残念でした。
■評価:★★★★☆