映画「イントゥ・ザ・ワイルド」

イントゥ・ザ・ワイルド

■邦題:イントゥ・ザ・ワイルド
■原題:INTO THE WILD
■上映時間:148分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ、青春
■配給:スタイルジャム
■公開:2008/09/06
そして僕は歩いて行く
まだ見ぬ自分と出会うために

■監督:ショーン・ペン
■製作:ショーン・ペンアート・リンソンビル・ポーラッド
■製作総指揮:ジョン・J・ケリー、フランク・ヒルデブランド、デヴィッド・ブロッカー
■原作:ジョン・クラカワー
■脚本:ショーン・ペン
■撮影:エリック・ゴーティエ
■美術:デレク・ヒル
■衣装:メアリー・クレア・ハンナン
■編集:ジェイ・キャシディ
■音楽:マイケル・ブルック、カーキ・キングエディ・ヴェダー
■字幕:松浦美奈
■主演:エミール・ハーシュマーシャ・ゲイ・ハーデンウィリアム・ハートジェナ・マローンキャサリン・キーナーヴィンス・ヴォーンクリステン・スチュワートハル・ホルブルック、ブライアン・ディアカー、ザック・ガリフィアナキス、他
■ストーリー:
1990年夏、ジョージア州の大学を優秀な成績で卒業した22歳の青年、クリス・マッカンドレス。卒業祝いに新車を買ってあげるという両親の申し出をあっさり断った彼は、通帳にあった預金全額を慈善団体に寄付し、家族に何も告げることなく、文字どおり無一文でアラスカへ向けて旅に出る。道中、様々な出会いと経験を重ねるクリス。サウスダコタでは彼の無鉄砲を諫めてくれる陽気な兄貴分ウェインと親交を深め、スラブスではヒッピーなどアウトサイダーたちが集うコミューンに身を寄せ、そこで美しい少女トレイシーと出会う。彼女はクリスに好意を抱き、クリスにも恋心が芽生えたかに思われたが…。一方その頃、残された家族は音信不通の息子の身を案じ、祈る思いで彼の帰りを待つのだったが…。
■感想:
2008年61本目の劇場鑑賞です。「プレッジ」「11'09''01/セプテンバー11(イレブン) 」のショーン・ペン監督作品。恵まれた境遇にありながらも繊細な感受性ゆえに満たされずにいた青年が、突然すべてを捨て、ヒッチハイクアメリカを縦断しながら様々な人々との出会いを経て、最後は徒歩でアラスカの荒野へと分け入り、その4ヵ月後に餓死した死体となって発見されるまでの心の軌跡を静かに見つめていく。原作は未読です。予備知識もなく白紙の状態で観たのでラストの展開には驚きました。クリストファー・マッカンドレス演じるエミール・ハーシュが渾身の演技を披露しています。クリスとめぐり合う個性豊かな人々の中で、アラスカ入りする直前に出会った老人を演じたハル・ホルブルックがいい味出していました。ラストでクリストファー・マッカンドレス本人のスナップ写真がとても印象的でしたが、結構似ていたと思います。
■評価:★★★★☆