映画「ウォーリー」

■邦題：ウォーリー
■原題：WALL･E
■上映時間：103分
■製作国：アメリカ
■ジャンル：ファミリー、SF、ロマンス
■配給：ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
■公開：2008/12/05
それは、700年の孤独が生んだ《奇跡》−−
■監督：アンドリュー・スタントン
■製作：ジム・モリス
■製作総指揮：ジョン・ラセター、ピーター・ドクター
■原案：アンドリュー・スタントン、ピート・ドクター
■脚本：アンドリュー・スタントン、ジム・リアドン
■撮影：ジェレミー・ラスキー、ダニエル・フェンバーグ
■美術：ラルフ・エグルストン
■編集：ステファン・シェファー
■音楽：トーマス・ニューマン
■サウンドデザイン：ベン・バート
■字幕：稲田嵯裕里
■声の主演：ベン・バート、エリサ・ナイト、ジェフ・ガーリン、フレッド・ウィラード、ジョン・ラッツェンバーガー、キャシー・ナジミー、シガーニー・ウィーヴァー、他
■ストーリー：
人類が新たな入植地を求め宇宙へと去ってから長い年月が経つ29世紀の地球。そこでは700年間、一体のゴミ処理ロボットが人間たちの残したゴミを独り黙々と片付けている。そのロボットの名はウォーリー。長い年月の中で、次第に感情が芽生えていった彼は、ゴミの中から宝物を見つけてはコレクションすることをささやかな楽しみにしていた。そんなウォーリーの前にある日、ピカピカのロボット“イヴ”が現われる。彼女の気を惹こうとコレクションの1つ“ヒョロっとした植物”を見せるウォーリー。だがその瞬間、イヴは動かなくなり、宇宙船にさらわれてしまう。実は、彼女には地球の運命を左右する重大な秘密が隠されていた。ウォーリーはイヴを救うため、未知なる宇宙へ旅立つのだが…。
■感想：
2008年77本目の劇場鑑賞です。公開翌日観ました。「バグズ・ライフ」「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン監督作品。人類に見捨てられた地球で700年もの間コツコツと働き続ける孤独なゴミ処理ロボット“WALL･E（ウォーリー）”の健気で純粋な姿を綴る感動ファンタジー・アニメ。ある時目の前に現われ恋をしたロボットの危機を救うため宇宙へ旅立つウォーリーの壮大な冒険を描く。ウォーリーのデザインを見て、映画「ショート・サーキット」のナンバーファイブに酷似していたのは驚きました。ウォーリーのキャラクターはとてもコミカルで可愛かったです。目の動きや、指を合わせる仕草など、ロボットとは思えないほどの表情がよく描かれていました。中盤近くまでは殆ど台詞がなく、ウォーリーとゴキブリの日常が淡々と描かれています。ウォーリーが家に帰ると靴のようにキャタピラを取ったり、朝起きてバッテリー切れで動きがノロくなったりと、見ていて癒されます。印象的なのはイブの攻撃にブルブルと震えて怯える仕草です。後半は宇宙船アクシオムが舞台となりますが、宇宙船アクシオムで活動する可愛いロボットが多数登場します。後半で印象的だったのは、ウォーリーとイブが宇宙空間を飛び回るシーンです。ラストでボロボロになっていくウォーリーの姿には泣けてきます。ウォーリーの充電完了音がマックの起動音というのは笑えました。ピクサー作品の中で一番泣ける作品だと思います。
■評価：★★★★★