映画「レイヤー・ケーキ」

レイヤー・ケーキ

■邦題:レイヤー・ケーキ
■原題:LAYER CAKE
■上映時間:105分
■製作国:イギリス
■ジャンル:サスペンス、犯罪
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■公開:2006/07/01
すべては、終わらせるために始まった。
■監督:マシュー・ヴォーン
■製作:アダム・ボーリング、デヴィッド・リード、マシュー・ヴォーン
■製作総指揮:スティーヴン・マークス
■原作:J・J・コノリー
■脚本:J・J・コノリー
■撮影:ベン・デイヴィス
■美術:ケイヴ・クイン
■衣装:ステファニー・コーリー、アンナ・パルムグレン
■編集:ジョン・ハリス
■音楽:リサ・ジェラード、アイラン・エシュケリ
■主演:ダニエル・クレイグ、コルム・ミーニイ、ケネス・クラナム、ジョージ・ハリス、ジェイミー・フォアマン、シエナ・ミラーマイケル・ガンボン、マーセル・ユーレス、トム・ハーディ、テイマー・ハッサン、ベン・ウィショーバーン・ゴーマンサリー・ホーキンス、ナタリー・ルンギ、フランシス・マギー、ジェイソン・フレミング、デクスター・フレッチャー、スティーヴ・ジョン・シェパード、スティーヴン・ウォーターズ、マーヴィン・ベノワ、ポール・オーチャード、ルイス・エメリック、ドラガン・ミカノヴィッチ、他
■ストーリー:
麻薬ディーラーとしてロンドンの裏社会を着実に駆け上ってきた名もなき一人の男。好調なうちに引退しようと決意を固めた矢先、ボスのジミー・プライスから新たな仕事の依頼が舞い込む。それは、大物エディ・テンプルの娘を探し出すことと、ギャングのデュークが手に入れた大量のエクスタシーを売り捌くというもの。どちらも簡単に片づくと思いきや、エディの娘はなかなか見つからず、エクスタシーにいたっては超訳アリのブツだったため、男はいつの間にか殺し屋に狙われるハメに陥ってしまう…。
■感想:
マシュー・ヴォーン監督デビュー作品。英国の裏社会を舞台にしたスタイリッシュな群像クライム・サスペンス。ある仕事を最後に足を洗おうと目論んでいた一人の麻薬ディーラーを中心に、下層のチンピラから上層のボスまでいくつもの階層が織りなす裏社会で、それぞれの思惑を秘めた登場人物たちが複雑に絡みあうさまをテンポ良く綴る。原作は未読です。007よりも前の作品ですが、ボスに忠実なXXXX演じるダニエル・クレイグはカッコよかったです。とにかく登場人物が多いので、名前と顔をちゃんと把握していないとスピーディな展開についていけなくなります。ラストのシドニーの行動は意外でしたが、世の中そんなに甘くないって事です。シドニー演じるベン・ウィショーは「パフューム ある人殺しの物語」の主役のジャン=バティスト・グルヌイユだったのは気がつきませんでした。マシュー・ヴォーン監督は、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のプロデューサーでもあるが、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」の方が面白いです。
■評価:★★★★☆