映画「ヒドゥン」

ヒドゥン

■邦題:ヒドゥン
■原題:THE HIDDEN
■上映時間:100分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション、SF、サスペンス
■配給:ジョイパックフィルム
■公開:1988/10/29
エイリアンを追うFBI捜査官とロス市警特捜班の死闘
この作品は途中鑑賞を嫌います

■監督:ジャック・ショルダー
■製作:ロバート・シェイ、マイケル・メルツァー、ジェラルド・T・オルソン
■製作総指揮:スティーヴン・ダイナー、リー・ミュール、デニス・ハリス、ジェフリー・クライン
■脚本:ボブ・ハント
■撮影:ジャック・ヘイトキン
■美術:C・J・ストラウン、ミック・ストラウン
■特殊メイク:ケヴィン・イエガー
■衣装:マリッサ・ダニエル
■編集:マイケル・ヌー
■音楽:マイケル・コンヴァーティノ
■字幕:菊池浩司
■主演:カイル・マクラクラン、マイケル・ヌーリー、エド・オロス、クルー・ギャラガー、クローディア・クリスチャン、クラレンス・フェルダー、ウィリアム・ボイエット、クリス・マルケイ、ダニー・トレホ、フランク・レンズーリ、他
■ストーリー:
ロサンゼルスで、今までごく普通の人間と思われていたデヴリーズという男が、突然凶悪犯に変貌し、数々の凄絶な事件を引き起こしていた。ロサンゼルス市警の刑事トム・ベックは、激しいカー・チェイスの末に彼を撃ち倒し、ひとまずこの事件は解決したかに見えた時、ベックの前にFBI捜査官でロイド・ギャラガーと名乗る男が姿を現わした。その頃、病院に収容されたデヴリーズの口から謎の生き物が吐き出され、同室のミラーの体に乗り移り、今度は身動き1つできない重態患者であった彼が犯罪を繰り返してゆく。
■感想:
エルム街の悪夢2/フレディの復讐」のジャック・ショルダー監督作品。80年代の傑作SF映画の一つ。ロサンゼルスで、ごく普通の人間が銀行強盗をするという事件が発生。だが犯人は寄生したエイリアンに操られただけだった。寄生体を転々と変えつつ殺戮を繰り返すエイリアン。それを追う刑事とFBl捜査官。ストーリー展開がテンポ良く描かれており、アクションも多く最後まで目が離せない。エイリアンがロックとフェラーリーが大好きという設定がユニークである。ギャラガーFBl捜査官演じるのはカイル・マクラクラン。ベック刑事演じるのはマイケル・ヌーリー。ベック刑事とギャラガーFBl捜査官だが、最初はベック刑事に煙たがられているギャラガーFBl捜査官だったが、物語が進むにつれて、彼を少しずつ信頼していくなっていくバディムービー的な要素も面白い。あまり表情を変えないカイル・マクラクランが印象的。地球の知識がないカイル・マクラクランの行動が面白い。クライマックスで、次期大統領候捕ホルトに寄生したエイリアンに、火炎放射を持って突っ込んでいくシーンは見応えあり。最後に自らを犠牲にすることによりトム・ベックに新たな生命を吹き込み、ロイドは息絶えてしまうが、生命を吹き込むシーンはキラキラしたもので、グロテスクなエイリアンが口から出てこなくてホッとする。そのあと、娘がパパではないと言いいたげな目をしているのは印象的。囚人役で一言だけしゃべって殺されるダニー・トレホは笑える。今思えば、これがダニー・トレホとの出会いだった。
■評価:★★★★★