映画「ワールド・オブ・ライズ」

ワールド・オブ・ライズ

■邦題:ワールド・オブ・ライズ
■原題:BODY OF LIES
■上映時間:128分
■製作国:アメリ
■ジャンル:サスペンス、アクション
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■公開:2008/12/20
どっちの嘘が、世界を救うのか。
■監督:リドリー・スコット
■製作:ドナルド・デ・ライン、リドリー・スコット
■製作総指揮:マイケル・コスティガン、チャールズ・J・D・シュリッセル
■原作:デイヴィッド・イグネイシアス
■脚本:ウィリアム・モナハン
■撮影:アレクサンダー・ウィット
■プロダクションデザイン:アーサー・マックス
■衣装デザイン:ジャンティ・イェーツ
■編集:ピエトロ・スカリア
■音楽:マルク・ストライテンフェルト
■字幕:松浦美奈
■主演:レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウマーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザックサイモン・マクバーニー、アロン・アブトゥブール、アリ・スリマン、ヴィンス・コロシモ、メーディ・ネブー、マイケル・ガストン、カイス・ネシフ、他
■ストーリー:

世界中を飛び回り、死と隣り合わせの危険な任務に身を削るCIAの工作員フェリス。一方、彼の上司はもっぱらアメリカの本部や自宅など平和で安全な場所から指示を送るベテラン局員ホフマン。そんな生き方も考え方も全く異なる彼らは、ある国際的テロ組織のリーダーを捕獲するという重要任務にあたっていた。しかし、反りの合わない2人は、フェリスがイラク接触した情報提供者をめぐる意見でも対立。やがて、命懸けで組織の極秘資料を手に入れ重傷を負ったフェリスに、ホフマンは淡々と次の指令を出すのだった。フェリスは強引かつ非情なホフマンに不満を募らせながら、資料による情報のもと、次なる目的地ヨルダンへ向かうのだが…。
■感想:
2008年79本目の劇場鑑賞です。「プロヴァンスの贈りもの」「アメリカン・ギャングスター」のリドリー・スコット監督作品。危険な現場で使命を帯びる凄腕の工作員と安全な場所から冷酷に命令を下すベテラン局員、対照的な2人のCIAエージェントを軸に、それぞれ重要任務を遂行するため味方をも欺く巧みな“嘘”の応酬で熾烈な頭脳戦を繰り広げていくさまをスリリングに描く。主役のレオナルド・ディカプリオラッセル・クロウより、ハニ・サラーム演じるマーク・ストロングが良かったです。すぐにはマーク・ストロングと気づきませんでした。29kg増量しごう慢な男を演じたラッセル・クロウもいい味出してました。現地で作戦を遂行するレオナルド・ディカプリオと、遠く安全な本国から指揮を執るラッセル・クロウの対比した描写は見ものです。レオナルド・ディカプリオが拉致されて拷問を受けるシーンはリアルで痛々しかったです。
■評価:★★★★☆