映画「チェ 39歳 別れの手紙」

チェ 39歳 別れの手紙

■邦題:チェ 39歳 別れの手紙
■原題:CHE: PART TWO
■上映時間:133分
■製作国:フランス、スペイン
■ジャンル:ドラマ、伝記
■共同配給:ギャガ・コミュニケーションズ×日活
■提供:日活
■公開:2009/01/31
2つのチェ・ゲバラ、連続公開
■監督:スティーヴン・ソダーバーグ
■製作:ローラ・ビックフォード、ベニチオ・デル・トロ
■製作総指揮:アルバロ・アウグスティン、アルバロ・ロンゴリア、ベレン・アティエンサ、フレデリック・W・ブロスト、グレゴリー・ジェイコブズ
■脚本:ピーター・バックマン
■撮影:ピーター・アンドリュース
■プロダクションデザイン:アンチョン・ゴメス
■衣装デザイン:サビーヌ・デグレ
■編集:パブロ・スマラーガ
■音楽:アルベルト・イグレシアス
■字幕:石田泰子
■主演:ベニチオ・デル・トロ、カルロス・バルデム、デミアン・ビチル、ヨアキム・デ・アルメイダ、エルビラ・ミンゲス、フランカ・ポテンテカタリーナ・サンディノ・モレノロドリゴ・サントロルー・ダイアモンド・フィリップスマット・デイモン、カリル・メンデス、ホルヘ・ペルゴリア、ルーベン・オチャンディアーノ、エドゥアルド・フェルナンデス、アントニオ・デ・ラ・トレ、他
■ストーリー:
1965年、キューバ革命に多大な功績を残したゲバラだったが、キューバでの地位や市民権を放棄し、忽然と姿を消す。やがて、キューバの新たな指導者となるカストロは、ゲバラの“別れの手紙”を公表した。その手紙によれば、ゲバラは自分を必要とする場所へ身を投じるという信念を揺るぎないものにしていた。1966年、頭髪の薄い中年男“ラモン”に扮したまま家族に別れを告げたゲバラは、次なる革命の地、南米ボリビアに入国する。ボリビアアメリカの支援を受けるバリエントス大統領の独裁政権下にあった。ゲリラ部隊と共に革命へ動き出すゲバラ。しかし、ボリビア共産党の協力が得られず、アメリカに援護された政府軍に圧倒されていく。さらには地元民の裏切りに遭い、物資も滞ってしまったゲバラたちはいよいよ窮地に立たされ…。
■感想:
2009年7本目の劇場鑑賞です。公開翌日ファーストデイで観ました。「さらば、ベルリン」「オーシャンズ13」のスティーヴン・ソダーバーグ監督作品。孤高の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの半生とその人間像に迫る伝記ドラマ2部作の後編。本作では、ゲバラカストロと袂を分かち、新天地ボリビアで再び革命の戦いへ身を投じた末に劇的な最期を迎えるまでを描く。前作同様、ゲリラ部隊と共にジャングルを行動するゲバラの姿が淡々と描かれていました。前作と違って、隊員の内輪もめや脱走も絶えなく、農民はゲリラ隊に加わるどころか、無関心で敵意すら見せる展開でした。気になったのが、ゲリラ部隊の仲間が髭もじゃの方々が多く、皆さん同じ顔に見えるので区別するのが困難でした。ちょい役ですがマット・デイモンが出演していたのは驚きました。衝撃的なラストと、沈黙したエンドロールは悲しい気分でいっぱいでした。
■評価:★★★★☆