映画「スラムドッグ$ミリオネア」

スラムドッグ$ミリオネア

■邦題:スラムドッグ$ミリオネア
■原題:SLUMDOG MILLIONAIRE
■上映時間:120分
■製作国:イギリス、アメリ
■ジャンル:ドラマ、コメディ、ロマンス
■配給:ギャガ・コミュニケーションズ
■提供:ユーズフィルム
■公開:2009/04/18
運じゃなく、運命だった。
■監督:ダニー・ボイル
■共同監督:ラヴリーン・タンダン
■製作:クリスチャン・コルソン
■製作総指揮:ポール・スミス、テッサ・ロス
■原作:ヴィカス・スワラップ
■脚本:サイモン・ボーフォイ
■撮影:アンソニー・ドッド・マントル
■プロダクションデザイン:マーク・ディグビー
■衣装デザイン:スティラット・アン・ラーラーブ
■編集:クリス・ディケンズ
■音楽:A・R・ラーマン
■字幕:松浦美奈
■主演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピントアニル・カプールイルファン・カーン、アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカー、アズルディン・モハメド・イスマイル、ルビーナ・アリ、他
■ストーリー:
インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”。この日、ムンバイ出身の青年ジャマールが、次々と難問をクリアし、ついにいまだかつて誰も辿り着けなかった残り1問までやって来た。ところが、1日目の収録が終わりスタジオを後にしようとしたジャマールは、イカサマの容疑で警察に逮捕されてしまう。スラム育ちの孤児でまともな教育を受けたこともないジャマールがクイズを勝ち抜けるわけがないと決めつけ、執拗な尋問と拷問を繰り返す警察。ジャマールは自らの無実を証明するため、これまでに出された問題の答えは、すべてストリートで生きながら学んだと、その過酷な過去を語り始めるのだったが…。
■感想:
2009年24本目の劇場鑑賞です。公開当日劇場で観ました。「28日後...」「サンシャイン2057」のダニー・ボイル監督作品。インドを舞台に撮り上げたバイタリティに満ちあふれた社会派エンタテインメント大河ラブ・ロマンス。原作はヴィカス・スワラップの『ぼくと1ルピーの神様』。日本でもお馴染みのクイズ番組で史上最高額まであと1問と迫ったスラム育ちの青年が語る過酷にして波瀾万丈の生い立ちが、多彩な要素を巧みに織り込みつつスリリングかつ躍動感いっぱいに描かれてゆく。映画の冒頭でいきなりクイズが出ます。「彼がなぜミリオネアになれたのか?」A/インチキだった。B/ついていた。C/天才だった。D/運命だった。答えは映画のラストで分かります。クイズ番組、警察での尋問、ジャマールの回想シーンと3つを巧みに織り交ぜながら展開するスマートな構成でした。クイズの問題が全て、ジャマールが幼少時期にスラム街で学んだ事でした。ラストの問題は自分でも考えてみましたがハズレました。クイズ$ミリオネアの司会者が元全問正解者だというのは驚きました。全15問正解して貰える2000万ルピーは日本円にして約4000万円です。エンドクレジットのインド映画にはつきもののダンスも良かったです。
■評価:★★★★★