映画「イングロリアス・バスターズ」

イングロリアス・バスターズ


■邦題:イングロリアス・バスターズ
■原題:INGLOURIOUS BASTERDS
■上映時間:152分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション、戦争
■配給:東宝東和
■公開:2009/11/20
悪名こそ、彼らの名誉(グロリアス)。
■監督:クエンティン・タランティーノ
■製作:ローレンス・ベンダー
■製作総指揮:エリカ・スタインバーグ、ロイド・フィリップス、ボブ・ワインスタインハーヴェイ・ワインスタイン
■脚本:クエンティン・タランティーノ
■撮影:ロバート・リチャードソン
■プロダクションデザイン:デヴィッド・ワスコ
■衣装デザイン:アンナ・B・シェパード
■編集:サリー・メンケ
■視覚効果デザイン:ジョン・ダイクストラ
■特殊効果メイク:グレゴリー・ニコテロ
■舞台装飾:サンディ・レイノルズ・ワスコ
■字幕:松浦美奈
■ナレーション:サミュエル・L・ジャクソン
■主演:ブラッド・ピットマイク・マイヤーズダイアン・クルーガークリストフ・ヴァルツメラニー・ロランミヒャエル・ファスベンダーイーライ・ロスダニエル・ブリュールティル・シュヴァイガー、B・J・ノヴァク、サム・レヴァイン、ポール・ラスト、ギデオン・ブルクハルト、オマー・ドゥーム、マイケル・バコール、アウグスト・ディール、ジュリー・ドレフュス、シルヴェスター・グロート、ジャッキー・イド、ドゥニ・メノーシェ、ロッド・テイラー、マルティン・ヴトケ、リシャール・サムエル、アルンドゥト・シュヴェリング=ゾーンレイ、ザック・フォルカー・ミヒャロウスキ、ケン・デュケン、クリスチャン・ベルケル、アン=ソフィー・フランク、レア・セドゥー、ティナ・ロドリゲス、レナ・フリードリヒ、ルドガー・ピストール、ボー・スヴェンソン、エンツォ・G・カステラッリ、他
■ストーリー:
1944年、ナチス占領下のフランス。かつて、“ユダヤ・ハンター”の異名をとる冷血な男ハンス・ランダ大佐によって家族を皆殺しにされた少女ショシャナは、ただ一人逃げ延び、現在はパリで映画館主に身をやつしながら復讐の機会を窺っていた。同じ頃、アルド・レイン中尉率いるユダヤアメリカ人を中心とした連合軍の極秘部隊“イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)”がナチスを次々と虐殺、血祭りに上げた相手の仕上げに頭皮を剥ぎ取るといった残虐な手口でドイツ軍を震え上がらせていた。そんな中、ショシャナの映画館でナチスプロパガンダ映画「国民の誇り」のプレミア上映が決まり、ヒトラーはじめナチス高官が一同に集結することに。この千載一遇のチャンスを逃すまいと、ショシャナ、バスターズそれぞれが行動を開始するが…。
■感想:
2009年71本目の劇場鑑賞です。「キル・ビル Vol.2」「デス・プルーフ in グラインドハウス」のクエンティン・タランティーノ監督作品。第二次大戦下のフランスを舞台に、ナチスに家族を殺されたユダヤ人女性と、情け容赦ないナチ狩りで恐れられるユダヤアメリカ人部隊“バスターズ”が繰り広げる壮絶かつ壮大な復讐の行方を、タランティーノならではの映画愛あふれる演出でスリリングに綴る。章に分かれた構成、複数のストーリーが交錯する群像、ち密な会話劇や残虐な暴力描写といったタランティーノらしい作品に仕上がっていました。ブラッド・ピットを目的に観るとあまりの出番のなさにガッカリすると思います。計算高く卑劣なハンス・ランダ大佐をクリストフ・ヴァルツがひょうひょうと演じていました。たいしたセリフはありませんが、ドニー・ドノウィッツ「ユダヤの熊」扮するイーライ・ロスがいい味だしていました。全編通して緊張感のある展開は見応えありました。
■評価:★★★★☆