映画「デイブレイカー」

デイブレイカー

■邦題:デイブレイカー
■原題:DAYBREAKERS
■上映時間:98分
■製作国:オーストラリア、アメリ
■ジャンル:SF、ホラー、アクション
■配給:ブロードメディア・スタジオ
■公開:2010/11/27
絶望寸前の人類に希望はあるのか──
■監督:マイケル・スピエリッグピーター・スピエリッグ
■製作:ショーン・ファースト、ブライアン・ファースト、クリス・ブラウン
■製作総指揮:ジェイソン・コンスタンティン、ピーター・ブロック
■脚本:マイケル・スピエリッグピーター・スピエリッグ
■撮影:ベン・ノット
■プロダクションデザイン:ジョージ・リドル
■衣装デザイン:ジョージ・リドル
■編集:マット・ヴィラ
■音楽:クリストファー・ゴードン
■字幕:松浦美奈
■出演:イーサン・ホークウィレム・デフォー、クローディア・カーヴァン、マイケル・ドーマン、サム・ニールイザベル・ルーカス、ヴィンス・コロシモ、他
■ストーリー:
2019年。普通の人間がヴァンパイアへと変貌してしまう謎のウイルスの蔓延によって95%もの人間がヴァンパイアとなり、いまや世界は彼らが市民生活を送るための社会システムに取って代わっていた。また人間たちは捕獲され、血液供給源として管理・飼育されている。そんなヴァンパイア社会では、人類の減少による食糧問題が深刻化していた。巨大製薬企業“ブロムリー=マークス社”で代用血液の研究開発に従事するエドワード。人類に同情的な彼は、ある夜、ヴァンパイアに追われる人間たちと遭遇、とっさに彼らの逃亡を手助けする。こでがきっかけで人間のレジスタンス組織の信頼を得たエドワードは、やがてコーマックという謎の男と引き合わされる。そして彼から、驚くべき事実を聞かされるエドワードだったが…。
■感想:
2010年58本目の劇場鑑賞です。公開当日劇場で観ました。「アンデッド」のマイケル・スピエリッグピーター・スピエリッグ監督作品。人類の大半がヴァンパイアと化し、彼らによる新たな社会が築かれた近未来の地球を舞台に、人類の減少で食糧問題に直面するヴァンパイアと残りわずかなとなった人間たちの運命を、ユニークな設定とひねりの利いたストーリーで描き出していく。出演がイーサン・ホークウィレム・デフォーサム・ニールとキャスティングが良かった。人類の大半がヴァンパイアと化して人類の減少で食糧問題に直面しているヴァンパイアたちというユニークな設定は面白い。ヴァンパイアの設定は、不死で歳もとらなく鏡にも映らないが、直射日光には弱く、心臓を杭で貫かれると死ぬという非常に古典的なタイプでした。それらの特徴以外は基本的に人間だった頃と変わらないので、棺桶で寝たりせずにごく普通の社会生活を営んでいるのは面白い。人間をを食糧とするヴァンパイア以外に、ヴァンパイアを食糧とするサブサイダーが存在することで物語の緊張を高めている。
■評価:★★★★☆