映画「変態村」

変態村

■邦題:変態村
■原題:CALVAIRE
■上映時間:94分
■製作国:ベルギー、フランス、ルクセンブルグ
■ジャンル:ホラー、ドラマ
■配給:トルネード・フィルム
■公開:2006/03/18
■監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
■製作:ミカエル・ジェンティル、エディ・ジェラドン=リュイックス、ヴァンサン・タヴィエ
■脚本:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ、ロマン・プロタ
■撮影:ブノワ・デビエ
■衣装:サビーヌ・ユボー
■音楽:ヴァンサン・カエイ
■主演:ローラン・リュカ、ジャッキー・ベロワイエ、フィリップ・ナオン、ジャン=リュック・クシャール、ブリジット・ラーエ、ジジ・クールシニー、フィリップ・グランダンリー、ジョー・プレスティア、他
■ストーリー:
各地を巡りながらイベントやお祝いの席で歌を歌い生計を立てているキャバレー・シンガーのマルク。彼はある日、移動中に車の故障で立ち往生してしまう。土砂降りの雨の中、辺鄙な場所で途方に暮れるマルク。やがて、森の中の小さなペンションに辿り着いた彼は、そこに一泊することに。ところが初老のオーナー、バルテルは歌手であるマルクに異様な態度を取り始める。彼は、歌手だった最愛の妻グロリアとマルクを混同し始めていたのだ。翌朝、バルテルの忠告を無視して散歩に出たマルクは、近くの村で恐るべき光景を目撃してしまう。急いでペンションに引き返すマルクだったが、そこにはさらなる恐怖が待っていた。
■感想:
ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督デビュー作品。突然の来訪者が引き金となって人里離れた小さな村の狂気が加速していくさまを、独特の映像センスで描き出した異色ホラー。タイトルの「変態村」から想像した内容とは違ってました。ホラー映画ですが残酷描写などはありません。村の描写などはなく村の大きさや規模などは分かりませんでした。不気味で、男と女の区別も出来ない住民が登場して不条理な恐怖が描かれています。マルクが髪の毛を中途半端に切られたり、貼り付けにされたりと気の毒でした。村には女性は住んでおらず、男性ばかりでした。犬を探していたボリスが後半で犬を見つけたと言って連れて帰ってきたのがウシだったのには意味が分かりませんでした。ラストで十字架に貼り付けになっていた人は誰なんでしょうか?グロリアなのかな?
■評価:★★☆☆☆