映画「蜘蛛女」

■邦題：蜘蛛女
■原題：ROMEO IS BLEEDING
■上映時間：110分
■製作国：アメリカ
■ジャンル：サスペンス、犯罪
■配給：日本ヘラルド映画
■公開：1994/05
獲らえて、逃がして、また誘う。
■監督：ピーター・メダック
■製作：ヒラリー・ヘンキン、ポール・ウェブスター
■製作総指揮：エリック・フェルナー、ティム・ビーヴァン
■脚本：ヒラリー・ヘンキン
■撮影：ダリウス・ウォルスキー
■美術：スチュアート・ワーツェル
■衣装：オード・ブロンソン・ハワード
■編集：リー・パーシー
■音楽：マーク・アイシャム
■字幕：岡田壮平
■主演：ゲイリー・オールドマン、レナ・オリン、アナベラ・シオラ、ジュリエット・ルイス、ロイ・シャイダー、マイケル・ウィンコット、ウィル・パットン、ジェームズ・クロムウェル、他
■ストーリー：
マフィアと密通し私欲を肥やしていた刑事ジャックに、勢力を伸ばしていたロシア出身の女マフィア、モナの護送命令が下る。しかしFBIへ受け渡した直後、モナは失踪、モナの抹殺を企んでいたマフィアはその責任をジャックに負わせる。背に腹は変えられないジャックはモナの行方を必死に負うが……。
■感想：
「チェンジリング」「ゾロ」のピーター・メダック監督作品。美しく冷酷な悪女と、彼女に魅入られて破滅していく悪徳警官の姿を描いたフィルムノワール。刑事ジャック演じるゲイリー・オールドマンがダメ男を見事に演じきっていました。このゲイリー・オールドマンの演技を見る価値はあると思いますが、同等にモナ演じるレナ・オリンの悪女ブリも見事でした。車の後部座席で手錠をはめられたレナ・オリンの反撃シーンは恐ろしく、車からフロントガラスを足で割って逃げるレナ・オリンの動きは蜘蛛みたいでした。ラスト砂漠にあるバーで一人で現れる事のない女性を待ち続ける切ない終わり方も印象的でした。
■評価：★★★★☆

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