映画「ノーカントリー」

ノーカントリー

■邦題:ノーカントリー
■原題:NO COUNTRY FOR OLD MEN
■上映時間:122分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ、犯罪、サスペンス
■配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン、ショウゲート
■提供:博報堂DYメディアパートナーズ
■公開:2008/03/15
世の中は計算違いで回る
■監督:ジョエル・コーエンイーサン・コーエン
■製作:ジョエル・コーエンイーサン・コーエンスコット・ルーディン
■製作総指揮:ロバート・グラフ、マーク・ロイバル
■原作:コーマック・マッカーシー
■脚本:ジョエル・コーエンイーサン・コーエン
■撮影:ロジャー・ディーキンス
■美術:ジェス・ゴンコール
■衣装:メアリー・ゾフレス
■編集:ロデリック・ジェインズ
■音楽:カーター・バーウェル
■字幕:松崎広
■主演:トミー・リー・ジョーンズハビエル・バルデムジョシュ・ブローリンウディ・ハレルソンケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント、テス・ハーパー、バリー・コービン、スティーヴン・ルート、他
■ストーリー:
人里離れたテキサスの荒野でハンティング中に、銃撃戦が行われたと思しき麻薬取引現場に出くわしたベトナム帰還兵モス。複数の死体が横たわる現場の近くで、200万ドルの大金を発見した彼は、危険と知りつつ持ち帰ってしまう。その後、魔が差したのか不用意な行動を取ってしまったばかりに、冷血非情な殺人者シガーに追われる身となってしまう。モスは、愛する若い妻カーラ・ジーンを守るため、死力を尽くしてシガーの追跡を躱していく。一方、事件の捜査に乗り出した老保安官エドトム・ベルだったが、行く先々で新たな死体を見るハメになり苦悩と悲嘆を深めていく…。
■感想:
2008年18本目の劇場鑑賞です。公開翌日観ました。「パリ、ジュテーム」「レディ・キラーズ」のジョエル・コーエンイーサン・コーエン監督作品。コーマック・マッカーシーの戦慄の犯罪小説『血と暴力の国』を映画化した衝撃のバイオレンス・ドラマ。80年代、メキシコ国境沿いのテキサスを舞台に、麻薬取引がらみの大金を持ち逃げしたばかりに、理不尽なまでに容赦のない宿命を背負わされてしまう男の運命を、原作の持つ神話的スケールそのままに描き出す。ハビエル・バルデムが演じる殺し屋アントン・シガーはとてもいい味出していました。冒頭で保安官助手の首を絞め殺す時のシガーの顔の目の表情はとても印象的でした。殺し屋の武器は太い消音器付きのショットガンとボンベと高圧銃を足した物とユニークでした。シガーがモスを追いかける展開はとても緊張感がありました。ラストシーンでベル保安官の夢の話で終わってますが、わかりにくい終わり方は残念でした。
■評価:★★★★☆

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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