映画「THEM ゼム」

■邦題：THEM　ゼム
■原題：ILS
■上映時間：77分
■製作国：フランス、ルーマニア
■ジャンル：ホラー
■配給：クロックワークス、トルネード・フィルム
■公開：2008/01/26
闇の向こう側から、“奴ら”は来た。
■監督：ダヴィド・モロー、ザヴィエ・パリュ
■製作：リシャール・グランピエール
■製作総指揮：フレッド・ドニギュアン
■脚本：ダヴィド・モロー、ザヴィエ・パリュ
■撮影：アクセル・コスネフロワ
■音楽：ルネ＝マルク・ビニ
■字幕：加藤リツ子
■主演：オリヴィア・ボナミー、ミヒャエル・コーエン、他
■ストーリー：
2002年10月7日。ルーマニア、ブカレスト郊外。この街のフランス人学校で教師をするフランス人女性クレモンティーヌと夫で作家のリュカは、街から離れた林の中の屋敷に引っ越してきて3ヵ月が過ぎた。静かで平穏な日々を送ってきた2人だったが、その夜事態は一変する。懐中電灯を手に暗闇に身を隠す姿の見えない何者かが、集団で夫婦の屋敷を襲撃し始めたのだ。相手の正体も理由も分からぬまま、夫婦は暗闇の中を必死で逃げまどうのだったが…。
■感想：
ダヴィド・モロー監督とザヴィエ・パリュ監督デビュー作品。実際にルーマニアで起こった実話を基に描くフランス製戦慄ホラー。ルーマニアで林の中の静かな屋敷に暮らし始めたフランス人夫婦が、ある夜突然正体不明の集団に襲われ、暗闇の中で決死のサバイバルを繰り広げるさまを描く。冒頭で2人の親子が何者かに襲われますが、ガラス窓に突然手形を付ける演出は最近よく見かけます。残虐描写とかは一切ありませんでした。クレモンティーヌが屋根裏をバタバタと足音を立てて走るシーンは、ちょっとわざとらしく感じたのは残念でした。正体不明の集団は人間で複数なのは分かりましたが、正体が分かるまでは緊張感があります。正体が分かってしまえば「えっ」という感じでした。しかし、実話だと言う事で実際に起こった事件なんで、「ホステル」にせよ海外はまだまだ恐ろしく思えてきます。
■評価：★★★☆☆

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