映画「スプライス」

スプライス

■邦題:スプライス
■原題:SPLICE
■上映時間:104分
■製作国:カナダ、フランス
■ジャンル:ホラー、SF
■配給:クロックワークス
■公開:2011/01/08
禁断の実験で生まれた“美しき新生命体”──
人類はその進化に後悔する。

■監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
■製作:スティーヴン・ホーバン
■製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ、スーザン・モントフォード、ドン・マーフィ、クリストフ・ランデ、イヴ・シェヴァリエ、ジョエル・シルヴァーシドニー・デュマ
■原案:ヴィンチェンゾ・ナタリ、アントワネット・テリー・ブライアント
■脚本:ヴィンチェンゾ・ナタリ、アントワネット・テリー・ブライアント、ダグ・テイラー
■撮影:テツオ・ナガタ
■プロダクションデザイン:トッド・チェルニアフスキー
■衣装デザイン:アレックス・カヴァナー
■編集:ミシェル・コンロイ
■音楽:シリル・オフォール
■出演:エイドリアン・ブロディサラ・ポーリー、デルフィーヌ・シャネアック、ブランドン・マクギボン、シモーナ・メカネスキュ、デヴィッド・ヒューレット、他
■ストーリー:
科学者夫婦のクライヴとエルサは、人間と動物のDNAを掛け合わせて未知の生命体を創り出す禁断の実験に魅せられてしまい、やがて現実にひとつの生命が誕生してしまう。2人はその生き物を“ドレン”と名付け、極秘に育て始める。するとドレンは驚くべき速さで成長し、あっという間に美しい女性の姿へと変貌を遂げるのだったが…。
■感想:
2011年4本目の劇場鑑賞です。レイトショーで鑑賞。「カンパニー・マン」「NOTHING ナッシング」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品。禁断の遺伝子操作で新種の生命を創り出してしまった科学者夫婦を待ち受ける衝撃の運命を描くSFスリラー。製作総指揮にギレルモ・デル・トロの名前が挙がっているので自然と期待度が上がる。単に生物が怪物化するといったアクションものではなく、人間と動物のDNA配合というテーマで描かれる。クリーチャーの造形はギレルモ・デル・トロがいかにも好きそうな感じ。クリーチャーがどんどん姿を変えながら成長していく経過は面白い。マッドサイエンティスト作品の定石通り、怪物を創りだした科学者は悲劇的な結末を迎える。ある意味、期待を裏切らない展開ではあるが、そのままで終わらせないオチが用意されている。ドレンがスピーシーズみたいな美人に描かれていたら、まだ分かるんだが、そうでもないのにブロディとドレンのチョメチョメには驚いた。
■評価:★★★☆☆