映画「ジャーロ」

ジャーロ

■邦題:ジャーロ
■原題:GIALLO
■上映時間:92分
■製作国:アメリカ、イタリア
■ジャンル:ホラー、サスペンス
■配給:ファインフィルムズ
■公開:2010/09/11
ダリオ・アルジェント×エイドリアン・ブロディが放つ
ダークでロマンティックな残酷スリラー!

■監督:ダリオ・アルジェント
■製作:ラファエル・プリモラック、リシャール・リオンダ・デル・カストロエイドリアン・ブロディ
■脚本:ジム・アグニュー、ショーン・ケラー
■撮影:フレデリック・ファサーノ
■プロダクションデザイン:ダヴィデ・バッサン
■衣装デザイン:ステファニア・スヴィツェレット
■編集:ロベルト・シルヴィ
■音楽:マルコ・ウェルバ
■出演:エイドリアン・ブロディエマニュエル・セニエエルサ・パタキ、シルヴィア・スプロス、ロバート・ミアノ、ルイス・モルテーニ、他
■ストーリー:
ジャーロ(イエロー)と呼ばれる犯人はタクシーの運転手で、客となった美女を隠れ家に拉致しては残忍になぶり殺すのだった。そんなジャーロの新たな標的となってしまったのはファッション・モデルのセリーヌ。彼女の姉リンダは、猟奇殺人専門のエンツォ警部を訪ね、2人で協力して犯人探しに当たるのだったが…。
■感想:
2010年55本目の劇場鑑賞です。「スリープレス」「サスペリア・テルザ 最後の魔女」ダリオ・アルジェント監督作品。イタリアン・ホラーの巨匠として名高いダリオ・アルジェントが、自身の原点である“ジャーロ”と称される猟奇スリラーに回帰した作品。“ジャーロ”とは、イタリアの20世紀の文学ジャンルで映画のジャンルであるらしいが、よく知りません。そのジャンルがそのままタイトルになっている。北イタリアの都市トリノで、外国人の美女ばかりを狙った連続誘拐殺人事件が発生するお話。エイドリアン・ブロディの出演に期待していけれど、犯人がすぐに判る展開など、ストーリーが破綻している。特に謎もなく、残虐描写も控えめ、殺人シーンにおいても従来の傑作の美意識がありません。往年の名監督も年には勝てないのか。
■評価:★☆☆☆☆