映画「コン・エアー」

コン・エアー

■邦題:コン・エアー
■原題:CON AIR
■上映時間:114分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション・サスペンス
■配給:ブエナ ビスタ インターナショナル
■提供:タッチストーンピクチャーズ
■公開:1997/10
■監督:サイモン・ウェスト
■製作:ジェリー・ブラッカイマー
■製作総指揮:リン・ビグロー、ピーター・ボガート、ジョナサン・ヘンズリー、ジム・カウフ、チャド・オマン
■脚本:スコット・ローゼンバーグ

■撮影:デヴィッド・タッターサル

■編集:クリス・レベンゾン、スティーヴ・マーコヴィッチ、グレン・スキャントベリー
■美術:エドワード・ティー・マカヴォイ
■衣装:ボビー・リード
■音楽:マーク・マンシーナトレヴァー・ラビン
■字幕:菊地浩司
■主演:ニコラス・ケイジジョン・キューザックジョン・マルコヴィッチ、ヴィング・レームズ、ミケルティ・ウィリアムソン、モニカ・ポッター、ランドリー・オルブライト、レイチェル・ティコティン、コルム・ミーニイ、ダニー・トレホ、ジェス・ボレッゴ、スティーヴ・ブシェミ、M・C・ゲイニー、ニック・チンランド、ケヴィン・ゲイジ、ビル・キューザック、他
■ストーリー:
元歴戦の兵士であるキャメロン・ポーは、身重の妻トリシアを守ろうとしてはずみで人を殺してしまった時から、人生の歯車が狂いだした。殺人罪で服役中に娘が誕生し、1日も早く家族と再会することだけを心の拠り所に、彼は苦難に満ちた獄中生活を耐え忍んだ。8年の歳月が流れ、模範囚として晴れて仮釈放となったポーは、連邦保安局の空システム〈コン・エアー〉に乗り込む。そこには、新設の超厳重警備施設に移送するため、冷酷な知能犯サイラス・グリサム、黒人ゲリラ軍将軍のダイヤモンド・ドッグほか、全米刑罰史上最も凶悪な囚人たちの一団が乗せられていた。カーソンで6人が降ろされ、新たに10人が乗せられることになっていた。この10人の中には大物麻薬密売人の息子シンディーノがおり、彼から情報を引き出すために機内には、囚人を装った捜査官シムが潜入していた。離陸後、ほどなくしてサイラスの指揮の下、凶悪犯たちは機内を制圧してしまう。彼らの次なる目的はシンディーノを父親に送り届け、莫大な礼金を手に入れること。地上の連邦保安官に気づかれぬよう、カーソンでは予定どおり6人の囚人を降ろさねばならない。ポーにとって、この悪夢を終わらせる絶好の機会だったが、機内に残ることを選ぶ。長年の同房仲間で、思い糖尿病を患っているベビー・オーの注射器が、暴動騒ぎで割れてしまい、彼に死が迫っているからだ。
■感想:
サイモン・ウェスト監督デビュー作品。ハイジャックされた囚人輸送機で起こる、囚人対囚人の闘いをスピーディーな展開で描く。ニコラス・ケイジ演じる元軍人のキャメロン・ポー。不運な事件に巻き込まれ、8年の刑期を終えて出所する。彼は一刻も早く愛する妻子の顔が見たいと、連邦保安局の輸送機に乗り込んだ。その輸送機は凶悪犯サイラスが率いる囚人グループにハイジャックされてしまう。囚人輸送機が囚人達によってハイジャックされる。機内という限られた空間でロン毛のニコラス・ケイジが奮闘する。リアリティは皆無なんだけど楽しめる。爆破と破壊だけのアクションも迫力満点。囚人は、ジョン・マルコヴィッチ、ヴィング・レームズ、スティーヴ・ブシェミダニー・トレホなど個性のある囚人達が最大の見せ場である。ニコラス・ケイジのロン毛は微妙に似合っている。輸送機だけで終わらず、ラスベガスに輸送機が不時着するのは面白い。クライマックスは消防車でカーチェイス。最後にジョン・マルコヴィッチが、これが悪人の最後だというのを見せてくれる。死にっぷりが最高である。
■評価:4.0/5.0