映画「ワールド・トレード・センター」

ワールド・トレード・センター

■邦題:ワールド・トレード・センター
■原題:WORLD TRADE CENTER
■上映時間:129分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ
■配給:UIP映画
■提供:パラマウント・ピクチャーズ
■公開:2006/10/07
■監督:オリヴァー・ストーン
■製作:マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア、モリッツ・ボーマン、オリヴァー・ストーン、デブラ・ヒル
■脚本:アンドレア・バーロフ
■撮影:シーマス・マッガーヴェイ
■美術:ヤン・ロールフス
■衣装:マイケル・デニソン
■編集:デヴィッド・ブレナー、ジュリー・モンロー
■音楽:クレイグ・アームストロング
■字幕:戸田奈津子
■主演:ニコラス・ケイジマイケル・ペーニャマギー・ギレンホールマリア・ベロスティーヴン・ドーフ、ジェイ・ヘルナンデス、マイケル・シャノン、ニック・ダミチ、ダニー・ヌッチ、フランク・ホエーリー、他
■ストーリー:
2001年9月11日の早朝。いつものように家を出て署へと向かう港湾警察のジョン・マクローリン巡査部長。彼は署に着くと部下たちを集め“お互いを守り合い、事故のないように”と言葉をかけ、それぞれの現場へと送り出す。ところが間もなく、世界貿易センタービルの北棟に旅客機が激突する大惨事が発生、港湾警察官たちに緊急招集がかけられる。すぐさまマクローリンを班長とした救助チームが結成され、現場へと急行する。現場の惨状に言葉を失う彼らだったが、新人警官のヒメノを含む4人の警官が、マクローリンと共にビル内に入ることを志願する。しかし、彼らがビルに潜入した直後、大音響と共にビル全体が崩れ始めるのだった。
■感想:
2006年53本目の劇場鑑賞です。公開翌日観ました。「プラトーン」「7月4日に生まれて」のオリヴァー・ストーン監督作品。9.11米国同時多発テロの際、崩落した世界貿易センタービルの瓦礫の中から奇跡的に生還した2人の港湾警察官の感動の実話を映画化。9.11米国同時多発テロを題材にした「ユナイテッド93」に続き2作品目となります。崩落した世界貿易センタービルから救出する警察たちの活動が描かれていると思っていましたが、港湾警察官のマクローリンとヒメノの2人と生還を待ち続ける家族の姿が描かれていましたが、テロに対する政治的な観点からの描写が全くなかった事です。奇跡的に生還した出来事だけが描かれていたのは残念でした。冒頭から早いテンポで世界貿易センタービルに旅客機が激突しましたが、世界貿易センタービルに旅客機が激突する描写などはありませんでした。現場で活躍する警察官や消防士に正確な情報が伝わっていない事が、気の毒にも感じました。この「ワールド・トレード・センター」は、9.11米国同時多発テロで犠牲になった人達に追悼の意をこめて描かれた作品だと思います。冒頭で世界貿易センタービルを港湾警察官が見上げるシーンで、ヒメノ本人がマイケル・ペーニャ演じるヒメノの後に立っていましたが、本人はマイケル・ペーニャより小太りでした。
■評価:★★★☆☆