映画「ブレインデッド」

■邦題：ブレインデッド
■原題：BRAINDEAD
■上映時間：104分
■製作国：ニュージーランド
■ジャンル：ホラー
■配給：松竹富士
■公開：1993/06/19
■監督：ピーター・ジャクソン
■製作：ジム・ブース
■原案：スティーヴン・シンクレア
■脚本：ピーター・ジャクソン、スティーヴン・シンクレア、フランシス・ウォルシュ
■撮影：マレイ・ミルン
■美術：ケビン・レナード・ジョーンズ
■衣装：クリス・エリオット
■編集：ジェイミー・セルカーク
■特殊メイク：マージョリー・ハムリン
■音楽：ピーター・ダゼント
■字幕：岡田壮平
■主演：ティモシー・バルム、ダイアナ・ペニャルヴァー、エリザベス・ムーディ、イアン・ワトキン、ブレンダ・ケンドール、スチュアート・デヴァニー、ジェド・ブロフィー、他
■ストーリー：
1957年、ニュージーランド。スマトラ群島の小島スカルに生息する毒牙の混血種“ラットモンキー”が、ウェリントン動物園にやって来た。雑貨屋のスペイン娘パキータは、タロット占いの祖母が予言した“運命の恋人"ライオネルを動物園に誘う。後をつけてきた彼の母ベラは、二人のキスを盗み見る際、ラットモンキーに噛まれてしまう。ベラの傷は悪化し、全身が腐り死を迎えたかに見えた。しかし彼女は蘇り、看護婦マクタヴィッシュを噛み殺してしまう。
■感想：
「バッド・テイスト」「ミート・ザ・フィーブルズ／怒りのヒポポタマス」のピーター・ジャクソン監督作品。毒牙を持つ“ラットモンキー”のためにゾンビ化する人々の姿を描くスプラッタ・ホラー。アフリカ奥地で発見された未知の生物ラット・モンキーに噛まれたためにゾンビ化してしまった母親。息子のマザコン青年はなんとか事態の収拾を図るが、その間にも犠牲者の数は増えていく。これぞピーター・ジャクソン監督の最高傑作！グロにコメディとアクション、おまけにラブストーリーまで合わせる本作「ブレインデッド」は、ピーター・ジャクソン監督しかできない業だと思います。ゾンビ映画を越える斬新なアイデアがテンコ盛り。個性ある登場人物も素敵すぎ！マックダラー神父はカンフーでゾンビを八つ裂きにし、レス伯父さんは中華包丁でゾンビを次々に切り刻んでいく。クライマックスの20分間にいたっては、ゾンビ軍団との死闘で、ナタ、ジューサー、草刈り機でゾンビ軍団をバラバラに、首や内臓が舞い、床一面が血の海となる。人体破壊のオンパレードでもう最高としか言いようがない。挙句の果てには巨大ゾンビモンスターまで登場するという大サービスぶり。
■評価：★★★★★

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