映画「Jの悲劇」

Jの悲劇

■邦題:Jの悲劇
■原題:ENDURING LOVE
■上映時間:101分
■製作国:イギリス
■ジャンル:ドラマ、サスペンス、ミステリー
■配給:ワイズポリシー
■公開:2005/11/19
愛は続く。
一方的に、執拗に。
永遠に……
現代文学の巨匠マキューアンの
エレガントかつスリリングな絶品。

■監督:ロジャー・ミッシェル
■製作:ケヴィン・ローダー
■製作総指揮:フランソワ・イヴェルネル、キャメロン・マクラッケン、ダンカン・リード、テッサ・ロス
■原作:イアン・マキューアン
■脚本:ジョー・ペンホール
■撮影:ハリス・ザンバーラウコス
■美術:ジョン・ポール・ケリー
■衣装:ナタリー・ウォード
■編集:ニコラス・ガスター
■音楽:ジェレミー・サムズ
■主演:ダニエル・クレイグサマンサ・モートンリス・エヴァンスビル・ナイ ロビン、スーザン・リンチ、ジャスティン・サリンジャーヘレン・マックロリーアンドリュー・リンカーン、他
■ストーリー:
彫刻家の恋人クレアと郊外の草原でピクニックを楽しむ大学教授のジョー。そこへ風にあおられコントロールを失った気球が落下してくる。ジョーをはじめ近くに居合わせた4人の男たちが気球を抑えようとロープにしがみつくが、ちょうどその時突風が吹き、気球が空中に浮上し始める。ジョーと2人の男はすぐさま手を放し難を逃れるが、ただひとりロープにつかまったまま空高く運ばれた男が、みなが見守る中、墜落死する。激しくショックを受けるジョー。しかし彼をそれ以上に悩ませることになったのは事故の現場で出会ったジェッドという男だった。彼はなぜか、それ以降ジョーに偏執的につきまとうようになり、ジョーは次第に言い知れぬ恐怖で精神的に追い詰められていく。
■感想:
ノッティングヒルの恋人」「チェンジング・レーン」のロジャー・ミッシェル監督作品。ふとしたきっかけから、平穏な日常が一変し混乱していく男の姿を緊迫感溢れるタッチで綴ってゆく。原作は未読です。墜落死した男性の死体が妙にリアルに描かれているのが印象的でした。ダニエル・クレイグ演じるジョーを偏執的につきまとうようジェッド演じるリス・エヴァンスが怖かったです。しかし、ジェッドが単なるゲイだと分かってしまうと怖さが半減してしまいました。サスペンスとしては物足りない内容でした。ダニエル・クレイグリス・エヴァンスの演技がよかっただけに残念でした。ラストでジェッドが精神病院で手紙を書きながら微笑むシーンは恐ろしいと言うよりは、腹が立ちました。
■評価:★★★☆☆

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