映画「インクレディブル・ハルク」

インクレディブル・ハルク

■邦題:インクレディブル・ハルク
■原題:THE INCREDIBLE HULK
■上映時間:112分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション、SF、アドベンチャー
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■公開:2008/08/01
その「力」、ためらうな。
■監督:ルイ・レテリエ
■製作:アヴィ・アラッドゲイル・アン・ハードケヴィン・フェイグ
■製作総指揮:スタン・リー、デヴィッド・メイゼル、ジム・ヴァン・ウィック
■原作:ジャック・カービー、スタン・リー
■脚本:ザック・ペン
■撮影:ピーター・メンジース・Jr
■美術:カーク・M・ペトルッチェリ
■編集:ジョン・ライト、リック・シェイン、ヴァンサン・タベロン
■特殊効果スーパーバイザー:カート・ウィリアムズ
■音楽:クレイグ・アームストロング
■字幕:松浦美奈
■主演:エドワード・ノートンリヴ・タイラーティム・ロス、ティム・ブレイク・ネルソン、タイ・バーレル、ウィリアム・ハート、ピーター・メンサー、ルー・フェリグノ、ポール・ソールズ、ヒクソン・グレイシー、スタン・リー、ロバート・ダウニー・Jr、他
■ストーリー:
科学者のブルース・バナーは、恋人ベティの父、ロス将軍の命令を受けて人体への放射線抵抗を研究していた。ところがその研究実験中に事故が発生、多量のガンマ線を浴びたブルースは、怒りを感じて心拍数が200を越えると約2.7メートルもの巨大な緑色のモンスター=ハルクに変身する特殊体質となってしまう。それ以来、彼を利用しようとする軍の追跡を逃れ、ブラジルに身を隠して治療薬開発と細胞の解明に専念するブルース。しかし、ふとした出来事からブルースの居場所が割れてしまい、ロス将軍によって送り込まれた特殊部隊員ブロンスキーらに包囲されてしまう。だがその時ブルースはハルクへと変身、部隊を一蹴し、間一髪のとこで逃亡に成功するのだったが…。
■感想:
2008年48本目の劇場鑑賞です。公開当日レイトショーで観ました。「トランスポーター」「トランスポーター2」のルイ・レテリエ監督作品。怒りの感情によって緑色の巨人“ハルク”に変身してしまう主人公ブルース・バナーが、葛藤を乗り越え自らの運命に立ち向かう姿を、迫力のアクション・シーン満載で描き出す。2003年にアン・リー監督、エリック・バナ主演で実写映画化された「ハルク」を、装いも新たに再映画化した本作。冒頭のブラジルの密集住宅の俯瞰の光景が印象的。ヒクソン・グレイシーの登場にはビックリ。ブルース・バナーは別人格の怪物であるハルクと真剣に向き合って、一生懸命受け入れようとするところが微笑ましく、心拍数を効果的に使うことでハルクに変身するかどうかを見せているのが面白い。興奮するのでエッチもできないのは悲しい。ハルクの対戦相手となる戦闘オタクのブロンスキー演じるティム・ロスが、一途な怪物役を演じている。ラストでロバート・ダウニー・Jrが登場したのは驚きましたが、本国と違って日本では「アイアンマン」と公開の順番が逆なんです。
■評価:★★★★☆