映画「ミラーズ」

ミラーズ

■邦題:ミラーズ
■原題:MIRRORS
■上映時間:111分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:20世紀フォックス映画
■公開:2008/12/26
感じる。その奥に秘められた存在を──
■監督:アレクサンドル・アジャ
■製作:グレゴリー・ルヴァスール、アレクサンドラ・ミルチャン、マーク・スターンバーグ
■製作総指揮:アーノン・ミルチャンキーファー・サザーランド、マーク・S・フィッシャー、アンドリュー・ホン
■脚本:アレクサンドル・アジャ、グレゴリー・ルヴァスール
■オリジナル脚本:キム・ソンホ
■撮影:マキシム・アレクサンドル
■プロダクションデザイン:ジョセフ・ネメック三世
■衣装デザイン:エレン・マイロニック、マイケル・デニソン
■編集:バクスター
■音楽:ハビエル・ナバレテ
■字幕:栗原とみ子
■主演:キーファー・サザーランドポーラ・パットンエイミー・スマート、メアリー・ベス・ペイル、ジョン・シュラプネル、ジェイソン・フレミング、キャメロン・ボイス、エリカ・グラック、ジュリアン・グローヴァー、ジョシュ・コール、エズラ・バジントン、他
■ストーリー:
ニューヨーク市警刑事のベン・カーソン。彼は1年前に同僚を誤って射殺したことから停職処分となり、アルコールに溺れながら妹のアパートに居候する身となっていた。それでも別居中の妻エイミーや子供たちのため、社会復帰して信頼と幸せな家庭生活を取り戻そうともがいていたのだった。そんなベンはある日、5年前の大火災で閉鎖されるも保険関係で現状維持されているメイフラワー・デパートの焼け跡を巡回する夜警の仕事へ就くことに。そして、その不気味な現場へ足を踏み入れたベンは、そこに美しい光沢のまま残された巨大な鏡に引き込まれていく。すると突然激痛に襲われ、鏡の中に焼けただれた女性の姿を見るなど怒濤の恐怖に見舞われてしまう。またそれ以来、ベンの周囲では、奇怪で凄惨な出来事が起こり始め…。
■感想:
2008年80本目の劇場鑑賞です。「ハイテンション」「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャ監督作品。キーファー・サザーランド扮する夜警が呪われた“鏡”の謎に挑む戦慄のホラー・サスペンス。03年製作の韓国映画「Mirror 鏡の中」をハリウッド・リメイク。廃墟を巡回中、妖しい鏡に触れたことから、主人公の周囲で得体の知れない恐怖が次々と降りかかるさまをショッキングな映像満載で描く。オリジナルは未見。アジャ監督という事でグロ描写は用意されているが、アジャ監督特有のグロ目的で観ると物足りなさが残る。唯一の見せ場は、エイミー・スマート演じるアンジェラが、浴槽で自ずから口を引き裂くシーンくらいである。キーファー・サザーランド演じるベンが、同僚を誤って射殺したことから停職処分になり、アルコール依存になってしまう中、大火災で閉鎖されたデパートの廃墟を夜警の仕事へ就くことになるが、夜警先の廃墟で行く度に怪異にあっているに、性懲りもなく次の日にも夜警に出かけるのが凄い。普通なら二度と近づかないと思うけど。ジャック・バウアーさながら捜査を進めていく。ジャック・バウアーとして見てしまうと、安心して怖さがなくなってしまう。鏡の中の悪魔とどう対決するかと思いきや、最後に老婆が登場するのは分かりやすい。ラストの意外なオチには驚かされるが、あの後の展開が気になる。
■評価:★★★☆☆