映画「フロスト×ニクソン」

フロスト×ニクソン

■邦題:フロスト×ニクソン
■原題:FROST/NIXON
■上映時間:122分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ドラマ、伝記、サスペンス
■配給:東宝東和
■公開:2009/03/28
楽園か荒野か──
人生を賭けた闘いが始まった!

■監督:ロン・ハワード
■製作:ブライアン・グレイザーロン・ハワード、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、
■製作総指揮:ピーター・モーガン、マシュー・バイアム・ショウ、デブラ・ヘイワード、ライザ・チェイシン、カレン・ケーラ・シャーウッド、デヴィッド・ベルナルディ、トッド・ハロウェル
■原作戯曲:ピーター・モーガン
■脚本:ピーター・モーガン
■撮影:サルヴァトーレ・トチノ
■プロダクションデザイン:マイケル・コレンブリス
■衣装デザイン:ダニエル・オーランディ
■編集:マイク・ヒル、ダン・ハンリー
■音楽:ハンス・ジマー
■字幕:松岡葉子
■主演:フランク・ランジェラマイケル・シーンケヴィン・ベーコンレベッカ・ホールトビー・ジョーンズマシュー・マクファディンオリヴァー・プラットサム・ロックウェル、ケイト・ジェニングス・グラント、アンディ・ミルダー、パティ・マコーマック、他
■ストーリー:

1974年。アメリカの歴史上、初めて任期途中で自ら職を辞した大統領という不名誉な称号を背負うことになったリチャード・ニクソン。その後は沈黙を守り、国民は彼の口から謝罪の言葉を聞けずにいた。その頃、英国の人気テレビ司会者デビッド・フロストは、より高いステータスを手に入れるべく全米進出の野望を抱いていた。そこで目を付けたのがニクソンの単独インタビュー番組というものだった。さっそく出演交渉を開始するフロストだったが、海千山千のニクソンは法外なギャラを要求しつつ交渉を有利に進めていく。さらに、3大ネットワークへの売り込みも、コメディアン上がりのフロストなんかに大物政治家の相手が務まるわけがないとの理由で不調に終わる。フロストはやむを得ず、番組を自主製作することを決意、そのために莫大な借金を抱え込むことに。こうしてようやくニクソンの単独インタビューには漕ぎ着けたものの、番組が放送局に売れるかどうかは、ニクソンから謝罪の言葉を引き出せるかどうか、その1点にかかっていたのだが…。
■感想:
2009年18本目の劇場鑑賞です。公開翌日劇場で観ました。「シンデレラマン」「ダ・ヴィンチ・コード」のロン・ハワード監督作品。ウォーターゲート事件で辞任に追い込まれ、その後罪を認めることなく沈黙を守り通したニクソン元米国大統領。しかし辞任から3年後の77年、一人の英国人司会者デビッド・フロストが彼の単独TVインタビューを敢行する。本作は全米中が注視したこの伝説のTVインタビューをテーマに、その舞台裏で繰り広げられた両者のブレーンを巻き込んでの熾烈な駆け引きと緊迫のトーク・バトルの模様を、スリリングに描き出した実録ドラマ。主役を演じる2人は舞台版でも主役を演じるフランク・ランジェラマイケル・シーンでした。英国人司会者デビッド・フロストとニクソン元米国大統領の対決が熾烈な駆け引きと緊迫のトーク・バトルがスリリングに描き出されています。フランク・ランジェラマイケル・シーンの演技は必見です。 2人の対決の勝敗は、史実として広く知られているハズなのに最後まで目が離せない演出は見事だと思います。ラストで、フロストがニクソン元米国大統領にグッチの靴をプレゼントしたのは本当の話ではないらしいです。ジャック・ブレナン演じるケヴィン・ベーコンは良かったですが、スイフティー・リザール演じるトビー・ジョーンズ丸坊主だったのがインパクトがあって印象的でした。
■評価:★★★★☆