映画「ザ・ホード -死霊の大群-」

ザ・ホード -死霊の大群-

■邦題:ザ・ホード -死霊の大群-
■原題:LA HORDE
■原題:THE HORDE
■上映時間:97分
■製作国:フランス
■ジャンル:ホラー、アクション
■配給:ショウゲート
■協力:ハピネット
■公開:2010/07/17
ゾンビ史上、最強最多。
■監督:ヤニック・ダアン、バンジャマン・ロシェ
■製作:ラファエル・ロシェ
■製作総指揮:ザヴィエ・ジャン
■脚本:ヤニック・ダアン、バンジャマン・ロシェ、アルノー・ボルダ、ステファーヌ・モイサキ、ニコラ・プフェーイ
■撮影:ジュリアン・ムーリス
■音楽:クリストファー・レナーツ
■出演:クロード・ペロン、ジャン=ピエール・マルタンス、エリック・エブアニー、オーレリアン・ルコワン、ドゥードゥー・マスタ、アントワーヌ・オッペンハイム、ジョー・プレスティア、他
■ストーリー:
パリ北部。ギャングに同僚を殺された警官たちは、復讐のため仲間とともにギャングの潜伏する古ビルにのりこむ。復讐劇は銃撃戦となり、血みどろの決着がつくはずだった。そこに現れた予想外の侵入者−生ける屍の大群−により、ビル内全体が大混乱に。この悪夢の場所から脱出するため、警官たちはやむをえず仇相手のギャングと手を組み、疑心暗鬼の中で死闘を繰り広げることに……。
■感想:
2010年45本目の劇場鑑賞です。フランス発の過激ゾンビ・スプラッター・アクション。同僚を殺された警官グループが、ギャングに復讐すべく乗り込んだ高層ビルで、外から押し寄せるゾンビの大群に退路を断たれ、やがてギャングと協力して決死のサバイバルを繰り広げるさまを壮絶なバイオレンス描写とともに描く。真面目なフランス産・ゾンビ映画アメリカのゾンビ映画によくあるコミカルな要素や、間抜けなティーンエイジャーの出番は一切なし。本作は生き残るために、憎しみ合う警官とギャングが手を組んで脱出を試みる。始まって暫くはゾンビ映画とは思えない展開で、話が進んでいき25分辺りからやっと1匹目のゾンビが登場する。ゾンビの発生原因は不明のまま話が進む。登場するゾンビは、2000年以降の主流になる走るゾンビが採用されいる。撃っても殴っても死なないゾンビだが、ゾンビというのを知らないのか、学習能力がないのか頭部を攻撃をしないのが気になる。とにかく無駄弾が多い。スプラッター描写はあるものの、人体破壊描写が皆無である。オロールの復讐は忘れない、安堵感から絶望感に変わるギャングの表情が面白い。
■評価:★★★☆☆