映画「イノセント・ブラッド」

イノセント・ブラッド

■邦題:イノセント・ブラッド
■原題:INNOCENT BLOOD
■上映時間:115分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■公開:1993/06
■監督:ジョン・ランディス
■製作:リー・リッチ、レスリー・ベルツバーグ
■製作総指揮:ジョナサン・シャインバーグ
■脚本:マイケル・ウォルク
■撮影:マック・アールバーグ
■編集:デール・ベルディン
■音楽:アイラ・ニューボーン
■字幕:古田由紀子
■主演:アンヌ・パリロー、アンソニー・ラパリア、ロバート・ロジア、ドン・リックルズトム・サヴィーニフランク・オズサム・ライミダリオ・アルジェント、リネア・クイグリー、アンジェラ・バセットチャズ・パルミンテリ、他
■ストーリー:
冬のピッツバーグ。美しい吸血鬼マリーは、悪党だけを狙って血を吸い、そして一族の血を増やさないように、必ず血を吸った後は、蘇生する前に頭部を破壊して相手を殺していた。しかし暗黒街を牛耳るマフィアの首領、サル・マチェリーの血を吸った後、彼の好物であるニンニクの匂いのために致命傷を負わせることに失敗し、腹部を撃たれ、ボディーガードたちに追われる破目になってしまう。マフィアに潜入していたおとり捜査官のジョー・ジャネーロは血痕を追うが、反対にマリーに組み敷かれてしまう。マリーは血の臭いからジョーを善人だと判断し、彼が刑事だと聞くと、警察病院に運ばれたマチェリーを早く始末しようと、ジョーと共に病院に急いだ。しかし、時すでに遅く、死体置場でマチェリーは蘇生していた。。
■感想:
星の王子ニューヨークへ行く」のジョン・ランディス監督作品。アメリカ、ピッツバーグを舞台に、女吸血鬼とマフィアのボスとの死闘を描くホラー・アクション。吸血鬼と言えば男というイメージがありますが、本作の吸血鬼は女です。吸血鬼のマリーを演じるアンヌ・パリローがカッコいい。“二キータ”ぽい吸血鬼で全裸を披露してくれるのが素敵。血を吸うのは悪党だけと決めて襲っており、悪党でも同じ人間なんで血の味は一緒なのかな?血を吸った後は始末をしないと、吸われた人間が吸血鬼になってしまうというのが面白い。本作はコミカルな要素もあって結構笑えるシーンがあります。吸血鬼は不死身というイメージだったけど、登場する吸血鬼は頭部を破壊するだけあっけなく死んじゃいます。マフィアのボスを演じるのがロバート・ロジアなんですが、めっちゃハマリ役でした。特別出演で、トム・サヴィーニサム・ライミダリオ・アルジェントなど、ホラーを代表する監督さんが出演しているのは、ホラーファンにとっては嬉しい演出。
■評価:★★★★☆