映画「バタリアン」

バタリアン

■邦題:バタリアン
■原題:BATTALION
■上映時間:91分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■配給:東宝東和
■提供:シネマ84、ヘムデール・フィルム
■公開:1986/02
■監督:ダン・オバノン
■製作:トム・フォックス
■製作総指揮:ジョン・デイリー、デレク・ギブソン
■原案:ジョン・ルッソ、ルディ・リッチ 、ラッセル・ストライナー
■脚本:ダン・オバノン
■撮影:ジュールス・ブレンナー
■編集:ロバート・ゴードン
■音楽:マット・クリフォード
■字幕:進藤光太
■主演:クルー・ギャラガー、ジェームズ・カレン、ドン・カルファ、トム・マシューズ、ビヴァリー・ランドルフ 、ジョン・フィルビン、リネア・クイグリー、ジュエル・シェパード、他
■ストーリー:
ケンタッキー州ルイヴィル。フレディはユニーダ医療会社で働くことになり、倉庫長のフランクに説明を受けた。フランクは、「Night of the Living Deadって映画を見たか?あれは実話なんだぜ」という。軍の細菌兵器が誤って死体を蘇生させ、しかもそのゾンビが秘密裡に処理される途中に移送ミスで、ここに運ばれたのだそうだ。地下室でフランクがゾンビの入ったケースを叩いてみせた時、突然ガスが吹き出した。
■感想:
ダン・オバノン監督デビュー作品。ゾンビ映画の元祖「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」で描かれた事が実際にあったという前提で作られた間接的な続編。ロスにある科学資料庫の地下で発見された謎のタンク。そこから吹き出した特殊なガスには死者を蘇らせる作用があった…。本作はホラー映画ですが、コメディ要素がふんだんに盛り込まれているので笑えるシーンが多い。ゾンビを燃やして灰にしたところで、ゾンビ化の連鎖は止まるどころか悪化する展開は面白い。通常ノロノロと歩くゾンビとは全く別物で、ゾンビの動きが早く、ゾンビの弱点と言われる脳を破壊しても殺せなく、身体をバラバラにしても動き回る。知性もあってトラップを仕掛ける事もできるので、最強のゾンビだと思います。こいつらの好物は人肉ではなく脳ミソだけで、脳ミソを食べると死の苦痛が和らぐという理由からである。登場するゾンビは、個性のあるゾンビばかりで、本作の人気がある理由の一つだと思います。上半身裸の老女ゾンビ“オバンバ”、コールタール漬けにされていた“タールマン”がお気に入り。誰もが予想していない衝撃的なラストではあるが、ゾンビを一掃するにはこの方法が一番手っ取り早く、とても分かりやすい結末ではあるが、そのままで終わらないのが本作の恐ろしい所である。
■評価:4.0/5.0