映画「ロボコップ」

ロボコップ

■邦題:ロボコップ
■原題:ROBOCOP
■上映時間:103分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション、SF
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■提供:オライオン映画
■公開:1988/02
■監督:ポール・ヴァーホーヴェン
■製作:アーン・シュミット、ジョン・デイヴィソン
■製作総指揮:ジョン・デイヴィソン
■脚本:エドワード・ニューマイヤー、マイケル・マイナー
■撮影:ヨスト・ヴァカーノ
■特撮:フィル・ティペット
■特殊メイク:ロブ・ボッティン
■音楽:ベイジル・ポールドゥリス
■字幕:菊地浩司
■出演:ピーター・ウェラーナンシー・アレン、ダニエル・オハーリヒー、ロニー・コックス、カートウッド・スミスミゲル・ファーラー、ロバート・ドクィ、レイ・ワイズ、フェルトン・ペリー、ポール・マクレーン、デル・ザモラ、他
■ストーリー:
近未来のアメリカ。犯罪発生率の最も高いデトロイトは、巨大コングロマット・オムニ社に支配され、警察まで企業化し、その傘下にあった。警官のマーフィは一連の警官殺しの犯人と目されるクラーレンスを追っていたが、その一味に惨殺される。警官のロボット化を目指していたオムニ社は、マーフィの体をロボコップとして甦らせた。機械的に正確な射撃の腕、並外れたパワー。ロボコップはたちまち市民のスターとなった。だが、ロボコップは、次第に過去の人間時代の記憶を甦らせ、悪夢にさいなまれる。そして自分がマーフィ警官であったこと、クラーレンスに殺されたことを知る。クラーレンスを追いつめたロボコップは、彼が裏でオムニ社の重役と繋がっていることも突き止める。だがロボコップはオムニ社の重役には逆らえないようにプログラミングされていた。
■感想:
4番目の男」のポール・ヴァーホーヴェン監督作品。殉職した警官がサイボーグとなって蘇り犯罪地帯に挑むSFバイオレンス・アクション。「殺してでも連行する」SFアクション最高傑作。何度観ても面白い。ロボコップの造型は子供向けにも見えるが、単なるヒーローアクションではなく、完全に大人向けの作品で、ブラックユーモアや過激な暴力描写である。マーフィがクレランス一味によって惨殺されてしまうが、彼をロボコップへと蘇らせる。ロボコップがマーフィだった頃の記憶を徐々に取り戻すことで、クレランス一味に正義の鉄槌を下す。マーフィの惨殺シーンに始まり、クラレンス一味の末路などゴア描写が素晴らしい。ラストはカタルシスを感じるほど良かった。本作と言えば、劇中で登場する銃がどれも素晴らしく、“シグザウエル P226”“オート9”“デザートイーグル”“コブラ アサルトキャノン”など、当時の最新型ばかりでガンマニアも楽しめる。
■評価:★★★★★