映画「CUBE2」

■邦題：CUBE2
■原題：CUBE 2: HYPERCUBE
■上映時間：95分
■製作国：アメリカ
■ジャンル：サスペンス
■配給：メディア・スーツ
■提供：ライオンズ・ゲート・フィルムズ、ゴーストロジック・プロダクション
■公開：2003/04/25
■監督：アンドレイ・セクラ
■製作：アーニー・バーバラッシュ
■製作総指揮：ピーター・ブロック、マイケル・パセオネック
■原作：ショーン・フッド
■脚本：ショーン・フッド、アーニー・バーバラッシュ、ローレン・マクローリン
■撮影：アンジェイ・セクラ
■音楽：ノーマン・オレンスタイン
■字幕：岡田宗平
■主演：ケリー・マチェット、ジェラント・ウェン・デイビス、グレース・リン・カン、マシュー・ファーガソン、ニール・クローン、バーバラ・ゴードン、ブルース・グレイ、他
■ストーリー：
眠りから覚めたケイトは、自分が立方体の中にいることを知る。6つの面についたドアの先は、今いる場所と全く同じ立方体。次の部屋へと移動したケイトは、経営コンサルタントのサイモン、技術者のジェリー、盲目のサーシャと出会う。ここから抜け出すために部屋を行き来するうち、ゲームデザイナーのマックスと老婦人ペイリー、そして弁護士のジュリアも加わった。壁には「60659」の数字。ケイトたちは、時空を歪めるキューブの中で、脱出方法を探っていく。
■感想：
「ブラック・ハート」のアンドレイ・セクラ監督作品。奇抜な設定と巧みなプロット、そして斬新な映像センスが評判を呼んだ異色サスペンス「CUBE」の続編。新たに出現した謎の立方体（CUBE)に閉じこめられた男女8人が決死の脱出劇を展開する。CUBEの続編なのに、前作の監督でもあるヴィンチェンゾ・ナタリは全く絡んでいない。バージョンアップしたキューブの再実験という感じで、展開は前作と全く同じ。CUBEは三次元から四次元になっており、空間と時間の歪みが加わってより困難に見せようとしている。CUBE内は宇宙船の内部みたいに明るく、扉はタッチセンサーで開いて便利になっている。登場人物は様々な職業の男女8人だが、1人エロ要員も用意されている。前作は極限状態で人間の本質の部分があらわになってくるのが面白かったのだが、本作では全く描かれておらず。CGで描かれるトリップもリアルさがなく恐怖感がない。次の部屋に入るドキドキ感もないし、グロさもない。ジュリアとマックスがお互いがミイラになるまでセックスする。まるで“スペースバンパイア”。これが唯一の見せ場だった。これがなければ評価1.0。
■評価：★★☆☆☆