映画「鉄コン筋クリート」

鉄コン筋クリート

■邦題:鉄コン筋クリート
■上映時間:111分
■製作国:日本
■ジャンル:アドベンチャー、アクション、ドラマ
■配給:アスミック・エース
■アニメーション制作:STUDIO4℃
■公開:2006/12/23
■監督:マイケル・アリアス
■動画監督:梶谷睦子
■演出:安藤裕章
■プロデューサー:田中栄子、鎌形英一、豊島雅郎、植田文郎
■エグゼクティブプロデューサー:北川直樹、椎名保、亀井修、田中栄子
■原作:松本大洋
■脚本:アンソニー・ワイントラーブ
■デザイン:久保まさひこ
美術監督木村真二
■編集:武宮むつみ
■音楽:Plaid
■主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION
CGI監督:坂本拓
■キャラクターデザイン:西見祥示郎
サウンドデザイン:ミッチ・オシアス
作画監督:久保まさひこ、浦谷千恵
色彩設計:伊東美由樹
総作画監督西見祥示郎
■声の主演:二宮和也蒼井優伊勢谷友介宮藤官九郎大森南朋岡田義徳森三中納谷六朗西村知道麦人田中泯本木雅弘、他
■ストーリー:
義理と人情とヤクザの街・宝町。そこを根城として自由に飛び回る“ネコ”と呼ばれる2人の少年、クロとシロ。かつあげやかっぱらいをしながら毎日を生きる2人は一心同体。そんなある日、昔なじみのヤクザ・鈴木、通称“ネズミ”が街に戻ってきた。ずっと変わらなくみえた宝町に、再開発という名目の不穏な動きが見え始める。背後にチラつく謎の男“蛇”の影。やがて、自分たちの街を守ろうと抵抗を始めたクロとシロにも冷酷な“蛇”の魔の手が迫ってくる…。
■感想:
2006年72本目の劇場鑑賞です。公開当日観ました。マイケル・アリアス監督デビュー作品。松本大洋原作コミックをスタジオ4℃がアニメ映画化。昔の面影を残し混沌に満ちた街“宝町”を舞台に、そこに生きる親を知らない2人の悪童少年が、不穏な再開発計画に反逆する姿を描く。宝町の独特な世界観は好きです。最先端の3DCG技術と昔ながらの手書きアニメーションを併用し、細部のディティールまで書き込まれた質の高い映像は見応えありました。声優を使わないのが気になりましたが、シロの声を演じる蒼井優は良かったと思います。「ブレイブ ストーリー」のワタルの声を演じる松たか子と比べ物にならないと思います。シロの「こちら地球星日本国シロ隊員。全力で悪と戦っています、どーじょー。」このセリフはお気に入りです。心の中に闇を持つクロと、クロの精神的支柱になっているシロの2人の関係が丁寧に描かれていたと思います。改めて、日本のアニメーションの技術力の高さに驚かされました。
■評価:★★★☆☆