映画「フェノミナ」

フェノミナ

■邦題:フェノミナ
■原題:PHENOMENA
■上映時間:111分
■製作国:イタリア
■ジャンル:ホラー、ミステリー
■配給:ジョイパックフィルム
■公開:1985/06
■監督:ダリオ・アルジェント
■製作:ダリオ・アルジェント
■脚本:ダリオ・アルジェントフランコフェリーニ
■撮影:ロマノ・アルバーニ
■特殊メイク:セルジオ・スティヴァレッティ
■衣装:ジョルジョ・アルマーニ
■編集:フランコ・フラティチェリ
■音楽:ゴブリン、ビル・ワイマン
■字幕:岡枝慎二
■主演:ジェニファー・コネリードナルド・プレザンス、ダリア・ニコロディ、ダリラ・ディ・ラッツァーロ、パトリック・ボーショー、フィオーレ・アルジェント、フェデリカ・マストロヤンニ、フィオレンツァ・テッサリ、ミケーレ・ソアヴィ、ファウスタ・アヴェリ、他
■ストーリー:
チューリッヒ郊外の田園地帯。北欧から観光に来たヴェラはバスに乗り遅れ、仕方なく歩き出し、とある一軒家へ入った。そこで恐るべきものに遭遇して逃げ出すが、つかまり首を切断されてしまう。映画俳優ポール・コルビノの娘ジェニファーが、チューリッヒ空港に到着。つきそいの女教師ブラックナーと共に寄宿学校へ向かった。彼女は昆虫とコミュニケートできる特殊能力の持主であった。警察は少女連続殺人事件の捜査の参考にしようと、昆虫学者マクレガー博士を訪ねる。
■感想:
サスペリアPART2」「サスペリアダリオ・アルジェント監督作品。スイスの女子寄宿学校に転入した米国人少女・ジェニファーが、虫と交信できる特殊能力を駆使し、昆虫学者・マクレガー教授と共に連続少女殺人鬼を追う。ゲーム「クロックタワー」のモデルにもなった作品ですが、実際にプレイしたことはありません。当時14歳のジェニファー・コネリーの無垢な綺麗さと演技力の凄さです。初めてジェニファー・コネリーを見ましたが、一発でファンになりました。“虫”と交信できる能力を持ったヒロインという設定が斬新でした。“虫”と言っても可愛らしいものではなく、死体に群がるハエやウジ虫といった連中ばかりである。音楽には常連のゴブリンに加え、アイアン・メイデンモーターヘッドなどのヘビーメタルバンドを挿入曲としているのがいい。本作で体当たりの演技を見せるジェニファー・コネリーですが、死体やウジ虫だらけのプールで溺れるシーンは強烈。予想もつかない相手に助けられる驚愕のラストは必見。アルジェント美学は、破壊と殺戮のみに終始する。
■評価:★★★★☆