映画「デビルズ・バックボーン」

デビルズ・バックボーン

■邦題:デビルズ・バックボーン
■原題:EL ESPINAZO DEL DIABLO
■上映時間:106分
■製作国:スペイン
■ジャンル:サスペンス、ドラマ、ホラー
■配給:ザナドゥ
■公開:2004/08/28
お願い、
ぼくの怨みを
はらして…

■監督:ギレルモ・デル・トロ
■製作:ペドロ・アルモドバルギレルモ・デル・トロ
■製作総指揮:アグスティン・アルモドバル、ベルサ・ナヴァロ
■脚本:ギレルモ・デル・トロ、アントニオ・トラショラス、ダビッド・ムニョス
■撮影:ギレルモ・ナヴァロ
■衣装:ホセ・ビーコ
■編集:ルイス・デ・ラ・マドリー
■音楽:ハビエル・ナバレテ
■主演:エドゥアルド・ノリエガ、マリサ・パレデス、フェデリコ・ルッピ、フェルナンド・ティエルブ、イレーネ・ビセド、ベルタ・オヘア、ホセ・マヌエル・ロレン、イニゴ・ガルセス、他
■ストーリー:
激しい内戦が続くスペイン。人里離れた荒野に建つサンタ・ルチア孤児院。中庭に大きな不発弾が突き刺さったままのこの孤児院にある日、12歳の少年カルロスがやって来る。幼児を漬けたラム酒を飲む老牧師や義足の女院長など不気味な大人たちが少年を迎え入れる。彼に与えられたベッドは“12番”。それはある日を境に行方不明となったサンティという少年が使っていたベッドだった。その日から、カルロスは奇妙な囁き声や物音に悩まされるようになる。やがてカルロスはサンティの霊が何かを自分に訴えかけていると感じる。恐怖に怯えながらもサンティをめぐる秘密に興味を抱くカルロスだったが…。
■感想:
「クロノス」「ミミック」のギレルモ・デル・トロ監督作品。内戦下のスペインを舞台に、人里はなれた孤児院に連れてこられた少年が体験する恐怖を、ノスタルジックに描く。ホラーだと思っていましたが、ホラーではありませんでした。ホラーで期待して観ない方がいいと思います。冒頭で頭から血を流して死んでいる子供サンティが幽霊になって現れるのですが、姿を見せるのが少年カルロスの前だけです。幽霊はハッキリと姿を現せますが、頭の出血部分が煙が立ち昇るように漂っているところや、周囲に浮遊物があるなど幻想的な雰囲気で描かれている幽霊は斬新でした。
■評価:★★★★☆

デビルズ・バックボーン スペシャル・エディション [DVD]

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