映画「パラサイト・バイティング 食人草」

パラサイト・バイティング 食人草

■邦題:パラサイト・バイティング 食人草
■原題:THE RUINS
■上映時間:90分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー
■発売元:角川映画
■販売元:角川映画
■公開:劇場未公開
■監督:カーター・スミス
■製作:クリス・ベンダー、スチュアート・コーンフェルド、ジェレミー・クレイマー
■製作総指揮:ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム、トリッシュ・ホフマン、ベン・スティラー
■原作:スコット・B・スミス
■脚本:スコット・B・スミス
■撮影:ダリウス・コンジ
■プロダクションデザイン:グラント・メイジャー
■衣装デザイン:リジーガーディナー
■編集:ジェフ・ベタンコート
■音楽:グレーム・レヴェル
■出演:ジョナサン・タッカージェナ・マローンローラ・ラムジーショーン・アシュモアジョー・アンダーソン、他
■ストーリー:
メキシコでリゾートを無邪気に楽しむアメリカ人ティーン、ジェフ、エイミー、ステイシー、エリック。4人は現地で知り合ったドイツ人青年マティアスらに誘われ、マヤ遺跡に発掘に出掛けたきり消息を絶った彼らの仲間を探す探検へと向かう。地図にも載っていない遺跡に辿り着いた彼らは、突如として口々に警告を叫ぶ地元民に追い立てられる。言葉の意味も分からないまま、灼熱の遺跡へと毒矢で追い詰められた彼らを待っていたのは、夥しい人骨の山と、遺跡の外壁を覆う、不気味に蠢く"蔦"だった・・・。
■感想:
カーター・スミス監督デビュー作品。スコット・スミスのベストセラー「ルインズ 廃墟の奥へ」を映画化した秘境パニック・サバイバル・ホラー。軽い探検気分でメキシコのジャングル奥深くにある遺跡に足を踏み入れたことから、思いがけない災難に次々と見舞われ、やがて想像だにしなかった事態に直面していくアメリカ人旅行者たちの極限のサバイバルをグロテスクなタッチを織り交ぜスリリングに描く。原作は未読。若者たちがマヤ文明の神殿で蔦に襲われるお話。蔦がもっと積極的に人間を襲ってくるのかと思いきや、食虫植物と同様に人間をおびき寄せて近づてきたのを襲う感じだった。蔦が携帯音を真似ておびき寄せる描写は面白かったが、あっさりと逃げられてしまう。蔦に近づきさえしなければ大丈夫なんで恐怖感はない。蔦だけが恐怖の対象かと思いきや、原住民も同じく恐怖の対象だった。と言っても、原住民からすると蔦に触れてしまった若者たちを警戒しているだけなんだが、なにせ言葉が通じないのでどうしようもない。蔦より原住民に殺される方が多かった。逃げるだけでなく、蔦の弱点を見付けて退治しようとする展開が欲しかった。ローラ・ラムジーのおっぱいが見れたのは加点。本作の製作総指揮にベン・スティラーが入っているのは驚いた。
■評価:★★★☆☆