映画「ウルフマン」

ウルフマン

■邦題:ウルフマン
■原題:THE WOLFMAN
■上映時間:102分
■製作国:アメリ
■ジャンル:ホラー、サスペンス、アクション
■配給:東宝東和
■公開:2010/04/23
今宵は満月。月が欠けるまで、悲鳴が止まらない。
■監督:ジョー・ジョンストン
■製作:スコット・ステューバー、ベニチオ・デル・トロ、リック・ヨーン、ショーン・ダニエル
■製作総指揮:ビル・カラッロ、ライアン・カヴァナー
■脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー、デヴィッド・セルフ
■オリジナル脚本:カート・シオドマク
■撮影:シェリー・ジョンソン
■プロダクションデザイン:リック・ハインリクス
■衣装デザイン:ミレーナ・カノネロ
■編集:デニス・ヴァークラー、ウォルター・マーチ
■音楽:ダニー・エルフマン
■特殊メイクデザイン:リック・ベイカー
■字幕:林完治
■出演:ベニチオ・デル・トロアンソニー・ホプキンスエミリー・ブラントヒューゴ・ウィーヴィングジェラルディン・チャップリン、マリオ・マリン=ボルケス、エイサ・バターフィールドリック・ベイカー、他
■ストーリー:
1891年、舞台俳優として活躍するローレンス・タルボットは、兄ベンの婚約者グエンから兄が行方不明になったとの報せを受け、25年ぶりに英国ブラックムーアの生家タルボット城に帰ってきた。そして、母の死を機に疎遠となっていた父ジョンに冷たく迎えられ、無惨な姿に変わり果てた兄の遺体と対面する。悲しみと怒りに震え、自ら犯人を突き止めようと、兄が流浪民から買った遺留品のメダルを手掛かりに彼らのキャンプへ向かうローレンス。しかし、今宵は満月の夜。村には満月の夜に謎の殺人鬼が出没するという不吉な伝説があった。はたしてそれは現実となり、流浪民のキャンプが襲撃され、ローレンスも瀕死の重傷を負ってしまう。何とか一命を取り留めるローレンス。しかし、彼の体にはある異変が起きていた。ローレンスを襲った謎の殺人鬼の正体はウルフマンで、彼も満月の夜にウルフマンに変貌する宿命を負ってしまったのだ。そんな我が身に抗えず翻弄されるローレンスには、さらなる過酷な現実と驚愕の真実が待ち受けていた…。
■感想:
2010年25本目の劇場鑑賞です。公開当日レイトショーで観ました。「ジュラシック・パーク III」「オーシャン・オブ・ファイヤー」のジョー・ジョンストン監督作品。ユニバーサル・モンスター映画の古典「狼男」をリメイク。仇敵である殺人鬼ウルフマンに襲われ、皮肉にも自らがその怪物になってしまった男の宿命と苦悩を描く。巨匠リック・ベイカーによる狼男の特殊メイクは「狼男アメリカン」「ウルフ」と本作で3度目となるわけですが、「狼男アメリカン」のときとは各段に進歩し、ベニチオ・デル・トロが狼男に変身するシーンは、ボキボキと骨が変形して行く過程は見応えがありました。リック・ベイカーのファンである人にとっては満足のいける特殊メイクではなでしょうか?狼男が二本足から四本足で駆け抜けるシーンもスピード感がありました。狼男から人間の姿に戻ったベニチオ・デル・トロが返り血浴びた血みどろの格好も良かったです。グエン・コンリフ扮するエミリー・ブラントがとても綺麗で、「プラダを着た悪魔」で鬼編集長のアシスタント役との違いに驚きました。
■評価:★★★★☆