映画「ゾンビランド」

ゾンビランド

■邦題:ゾンビランド
■原題:ZOMBIELAND
■上映時間:87分
■製作国:アメリ
■ジャンル:アクション、ホラー、コメディ
■配給:日活
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■公開:2010/07/24
目指せ、奴らのいない夢の遊園地へ
32のルールを駆使して生き残れ!!

■監督:ルーベン・フライシャー
■製作:ギャヴィン・ポローン
■製作総指揮:ライアン・カヴァナー、レット・リース、エズラ・スワードロウ、ポール・ワーニック
■脚本:レット・リース、ポール・ワーニック
■撮影:マイケル・ボンヴィレイン
■プロダクションデザイン:メイハー・アーマッド
■衣装デザイン:マガリー・ギダッシ
■編集:アラン・ボームガーテン
■音楽:デヴィッド・サーディ
■舞台装置:ジーン・サーデナ
■字幕:風間綾平
■出演:ウディ・ハレルソンジェシー・アイゼンバーグアビゲイル・ブレスリンエマ・ストーンアンバー・ハードビル・マーレイ、他
■ストーリー:
ある日、謎の新型ウィルスに感染した人間がゾンビ化して人々を襲い、瞬く間に世界はゾンビであふれかえってしまう。そんな中、テキサス州に暮らすひきこもりの大学生コロンバスは、独自に編み出した“32のルール”を実践してなんとか生き延びていた。やがて彼は、ゾンビ退治に執念を燃やすタフガイ、タラハシーと出会い、彼の車に同乗する。そこへ、元は詐欺師をしていた美人姉妹のウィチタとリトルロックが合流、4人で旅を続けることに。そして、“ゾンビと無縁の天国がある”という噂を頼りに、ロサンジェルス郊外の遊園地“パシフィックランド”を目指すのだが…。
■感想:
2010年47本目の劇場鑑賞です。ルーベン・フライシャー監督デビュー作品。ゾンビであふれかえる世界を舞台に、偶然出会った孤独な男女4人がゾンビのいない楽園を目指して繰り広げる命がけの大陸横断旅行を、ブラック・ユーモアと過激なバイオレンス描写で描き出していく。オープニングで、ゾンビが徘徊する街をスローモーションを多用した演出はカッコいい。非力な者でも危機管理を怠らなければ、ゾンビに喰われなくてすむということを実践するアイゼンバーグ。ゾンビ映画には馴染みのないキャスティングなので、ある意味安心して観れる作品だと安易に分かる。本作が単に恐さを目的としたホラー映画ではなく、人を信用できないダメ人間たちが、トラブルを乗り越えていくうちに絆を深め、疑似家族を形成していく姿を笑いの中に描いているので、ゾンビは脇役にすぎない。本来のゾンビ映画と比べると、ホラーが苦手な人でも観やすくなってるが、ゾンビ映画としての満足度は低い。ゾンビの造形は悪くない。ビル・マーレイが本人役で登場したのは驚いたが、ゾンビと間違えられてあっけなく退場するのは笑える。
■評価:★★★★☆