映画「ソウ」

ソウ

■邦題:ソウ
■原題:SAW
■上映時間:103分
■製作国:アメリ
■ジャンル:サスペンス
■配給:アスミック・エース
■提供:ツイステッドピクチャーズ
■公開:2004/10/30
■監督:ジェームズ・ワン
■製作:マーク・バーグ、グレッグ・ホフマン、オーレン・クールズ
■製作総指揮:ピーター・ブロック
■原案:ジェームズ・ワンリー・ワネル
■脚本:リー・ワネル
■撮影:デヴィッド・A・アームストロング
■編集:ケヴィン・グルタート
■音楽:チャーリー・クロウザー
■字幕:松浦美奈
■出演:ケイリー・エルウィズダニー・グローヴァーモニカ・ポッターリー・ワネルトビン・ベル、ケン・レオン、ディナ・メイヤー、ショウニー・スミス、マイケル・エマーソン、マッケンジー・ヴェガ、ベニート・マルティネス、他
■ストーリー:
薄汚れた広いバスルームで目を覚ました2人の男、ゴードンとアダム。彼らはそれぞれ対角線上の壁に足首を鎖で繋がれた状態でそこに閉じ込められていた。2人の間には拳銃で頭を撃ち抜かれた自殺死体が。ほかにはレコーダー、マイクロテープ、一発の銃弾、タバコ2本、着信専用携帯電話、そして2本のノコギリ。状況がまるで呑み込めず錯乱する2人に、「6時間以内に目の前の男を殺すか、2人とも死ぬかだ」というメッセージが告げられる…。その頃タップ刑事は“ジグソウ”を追っていた。ジグソウが仕掛ける残忍な“ゲーム”で次々と被害者が出ていたのだった…。
■感想:
ジェームズ・ワン監督デビュー作品。2004年のサンダンス映画祭で大きな話題を集めたサスペンス・ホラー。理由も分からぬまま限界を超えた状況設定の中に放り込まれた2人の男が追い詰められていく様と、それを背後で操る犯人の動機をめぐる謎をゲーム的要素を織り込みショッキングに描く。“ソウ”記念すべきシリーズ1作目。本作は低予算でありながら、優れた脚本と見事な演出で、映画は予算ではないということが分かる。ただ単にグロいのを見せるだけでなく、最後まで目が離せなくなる展開は見事である。こんなところにダニー・グローヴァーは、タップ刑事を演じており、メジャーな役者は皆無だと思っていたので驚くが、ダニー・グローヴァーにも容赦なし。今ではよく聞く“ソリッド・シチュエーション・スリラー”だが、本作の宣伝が使い始めた造語で和製英語だソウです。異常な状況と様々な仕掛けられる中、自分が助かるためならどこまでできるのか?ドクターがすごい形相で自分の足首をノコギリで切るシーンは痛々しい。自分に置き換えると、自分の足首を切る度胸はないのでゲームオーバー。
■評価:★★★★☆

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