映画「ザ・フライ2/二世誕生」

ザ・フライ2/二世誕生

■邦題:ザ・フライ2/二世誕生
■原題:THE FLY II
■上映時間:105分
■製作国:アメリ
■ジャンル:SF、ホラー
■配給:20世紀フォックス映画
■提供:ブルックス・フィルムズ
■公開:1989/05
■監督:クリス・ウェイラス
■製作:スティーヴン=チャールズ・ジャッフェ
■製作総指揮:スチュアート・コーンフェルド
■原案:ミック・ギャリス
■脚本:ミック・ギャリス、ジム・ウィート、ケン・ウィート、フランク・ダラボン
■撮影:ロビン・ヴィジョン
■編集:ショーン・バートン
■美術:マイケル・ボルトン
■音楽:クリストファー・ヤング
■字幕:岡枝慎二
■主演:エリック・ストルツ、ダフネ・ズニーガ、リー・リチャードソン、ジョン・ゲッツ、フランク・C・ターナー、アン・マリー・リー、ゲイリー・チョーク、サフロン・ヘンダーソン、他
■ストーリー:
バートック産業の要塞のような科学研究所で誕生した赤ん坊、それは巨大な昆虫の卵のようなものから殼を割って産まれ出た。マーティン・ブランドルと名付けられたその赤ん坊は、遺伝子レベルで人間とハエのそれが混ざりあったミュータントで、異常なスピードで育ってゆき、脳の発達も早い天才児であった。研究所の社長アントン・バートックのもとで10歳の体格に成長したマーティンは、ある日可愛がっていた犬がベイ17という場所にあるテレポットの中に入れられ、変わり果てたおぞましい姿で再び現われ出たのを偶然目撃し、大きなショックをうける。5歳の誕生日を迎え、すでに成人の体に成長したマーティンは、バートックから彼の実父があのテレポットを発明したことを知らされ、自分もそれを利用した転送実験に取り組むことを決意する。
■感想:
クリス・ウェイラス監督デビュー作品。ハエ男の恋人の胎内に宿っていた彼の子供の成長を描くシリーズ第2作。前作の方が面白かったです。特殊効果は前回よりパワーアップしています。可愛がっていた犬が実験によって醜くなったのを標本室で見つけて、殺すシーンは悲しかったです。それにしても、まだリンゴもまともに転送出来ない状態でよく動物実験するのが分かりません。ハエ男から普通の人間に戻る方法は、他の身代わりの人を使うだけで簡単に戻れるのはちょっと強引的な感じもしました。ラストはハッピーエンドですが、元の姿に戻れたマーティンのその後の描写はなく、逆に醜い姿となった社長アントンのその後の描写があって、後味悪い感じの終わり方でした。人間とハエが融合してハエの力で、ジャンプ力などが発達するのは分かりますが、天才になるかな?という疑問もあります。
■評価:★★★☆☆